『おはよう…みほ…』
「しおり…おはよ…」
(濃密に交わった昨夜。フラフラになりながらも2人でバスタオルとパジャマを洗い、2人は裸のままでベッドで眠っていました。しおりはみほをそっと胸の中に抱き、みほも心地よさそうにしおりの胸に小さな身体を埋めます。
そして翌朝。およそJSらしからぬ状態で2人は目覚めます。起きてすぐ、みほはしおりの胸の印に触れて…)
「…しおりの中に…みほは溜まった?」
(柔らかく微笑んでしおりを見上げます。しおりは言葉なく深く頷くと、みほにキスしました。)
『ありがとう…もう大丈夫だよ?』
「よかった。欲しくなったら…いつでも言ってね?」
(まただ…みほの瞳に引き込まれそうになるしおり。愛情を確かめてからのみほの内面的な成長は著しく、元々の包容力に磨きが掛かっていると思うほどです。
しおりはそんなりみほの頭を撫でてあげると、起き上がります。)
『…シャワーして、着替えよ?
ちょっと遠いけど…みほの家まで歩いてみよっか?』
「!面白そう!やるやる!」
(昨晩の激しさは鳴りを潜め、年相応のじゃれつきでシャワーを済ませる2人。何を着ていこうかとはしゃぎます。)
『あたし。これにしよ!』
「うわぁ…いいなぁ…」
『そういえばみほ、前にお泊まりした時に置いていったのあるよ?ほら…』
「あ!じゃあそれにする!」
(選んだのは、しおりが好きな青色のロングワンピ。どう?…とくるりと回ると裾に風がはらみ、ふわっ…と広がります。
そんなしおりをみて目をキラキラさせるみほ。そのみほは、フリルミニの代わりに、黒デニム地のロングのジャンプスカート。しおりは意識して身体のラインを隠す格好を選びます。2人とも色揃いのパーカーを羽織り、みほはしおりに髪をふたつ団子に結ってもらいご満悦で、ニッコニコしています。
みほとしおりの家は学区の端と端。歩くとなると少し遠いです。それでも今の2人には何の苦にもならず、無事みほの家に着きました。
ご飯を食べて、ゲームをしたり、みほの部屋でふたりくっついてまどろんだり…昨夜の反動とばかりにこの日はとにかくのんびりと過ごしました。
そして夕方。しおりの家族がみほの家に迎えにきます。)
「それじゃあしおりちゃん!また明日ね?」
『あ…う、うん…』
(しおりじゃない…なんだかよそよそしく思えるみほの挨拶に、寂しげに背中を向けようとした時、その背中にみほは飛び付きます。そしてしおりの耳元で…)
「しおりって呼ぶのは…2人の時だけ…ふだりだけの…ひみつだよ?」
『…!…もう…っ!このぉっ!』
「あっ!ああっ!あたまクシャクシャするのだめ!…んもう…」
『あはは…また明日ね!』
「うん!また!」
(明るくなったしおり。車に乗って手を振ると帰って行きます。みほは部屋に戻り、ベッドに仰向けになります。
たのしかった…きもち…よかった…みほの初めての人…しおりでよかった…
瞳を潤ませて天井を見つめます。一筋溢れる涙をぬぐうと、真剣な顔で鞄の中に手を入れ…手紙を取り出します。忘れたわけではありませんでした。しおりとの幸せな時間を噛み締めたくて蓋をしただけ…
そんな幸せを、今度はみほが守る…ゆっくりと起き上がり、緊張で震える手で手紙をあけます。)
[みほちゃん…。
どうだった…?
意識のない、…しおりちゃんの、彼女の身体を…一方的に、弄った感想は…。
しおりちゃんが君の為に…、どんな思いをしたのか…。
その指先で…少しは理解できたかな…。]
「そんな…そんな一方的だなんて…みほは…ただ…」
[柔らかかっただろ…?
温かかったよね…?
それとも…どんな感触だった…?
これを読んで…、もう一度…思い出してみてよ…。
その指先にまとわりついた…しおりちゃんのえっちな汁…。
君を守るために、流しちゃったその汁は…どうして流れたんだろうね…。
どうして溢れたんだろうねぇ…。
今の君なら…、もしかしたら想像できるんじゃないかな…?]
「みほは…みほはただ…しおりを…」
(眠るしおりをイカせた記憶が鮮明に蘇ります。みほの足の上でビクビク!と身体を震わせて絶頂させられたしおり。そして顔を赤くして吐息を漏らすしおりの上で広げた濡れた指…あの時の様に手を広げて、みほはいやっ!と首を振ります。
昨夜…それ以上の事をして、されて…温かさも柔らかさも…十分味わった。なのに…あの時の感触は…それ以上…えっちに目覚めたからこそわかる背徳感、高揚感…眠る恋人を、公共の場…コート一枚隔てただけの所で…)
「犯したんだ…みほ…しおりを…」
(認めたくなかった事実を口にすると、ズグンッ…と身体の奥底が熱く震えるのを感じます。心臓の鼓動が早く大きくなり始め、肩で息をし始め甘い吐息を吐き…
その感覚はまるで、フードコートで見られて撮られておかしくなった自分。
背徳、高揚、羞恥…しおりがあの時濡らしていたのは…決して自分を想ってだけではない…みほはしおりのあの時の事を…理解し始めます)
「しおりも…感じていたんだ…歪んで異常な空間と行動に…おじさん言ってた…みほへの想いが溢れかえってたって…ゆがんだ空間で…隠した気持ちを吐き出して…」
[考えてる…?自分が同じことになったら、どうなっちゃうのか…。
知りたくなった…?視線で感じた気持ちの正体が何なのか…。]
「みほだったら…あの時の気持ちのまんまのみほ…だったら…いま…ここで…普通にしていられなかった…
裸にされて…隠せなくて…舐めるように見られて…」
(口に出して言葉にするだけで、頭の中が朦朧とし始めます。時間を巻き戻され、しおりがみほを守れなかったIFに引き摺り込まれます。胸を押さえて丸くなり、カタカタ震え始め…1人しかいないとわかっている部屋の中で、おじさんに見られてるような感覚に侵されます。
性を知って愛を抱いて交わった今のみほだからこそ、あの時の隠されたものがいろいろ理解できるのです。
その押し寄せる卑猥な情報に溺れかけながらも、みほは手紙に目を通します)
[知りたいかい…?
それとも、しおりちゃんに相談するかい…?
止めるだろうね…、止められたら知らないままだ、良いのかい?
そして、彼女ならまた…また君を守るために無茶をするはずだ、良いのかい…?]
「はあっ…はあっ…はぁはぁ…んっ…くぁ…あっ…
だめ…しおりは…終わったって思ってる…
やだよ…もうあんな…しおりは…みたくない…よぉ」
(弱々しく呟きながらそのまま横に倒れ込みます。
『あの気持ち…知らないままで…いいの?』その一言に火をつけられてしまいます。
疼き出す身体…みほはスカートの上から足の間に手を入れ、その足をぎゅっ!と閉じて震えます。
熱い…ジャンプスカートの胸当てを外し、ブラウスのボタンを外して…汗ばみながら虚ろに潤む瞳で、目の前に転がった手紙の最後の文面に目を…)
[一番最後に、おじさんのSNSのIDを書いている。
連絡しておいで…?いつでもいい…。
ちゃんと自分で知るために…。
次は、君が、みほちゃんがしおりちゃんを守るんだ…。]
「みほが…自分で…知るため?
しおりとの…はあっはあっ…えっ…ち…セックス…みたいな…幸せいっぱいじゃない…この…この…
切なくて…焦らし殺されるみたいな…おかしな…ドキドキを?
教えてくれるの?…この…狂っちゃいそうに疼いてくる…ムズムズの…正体…」
(まるで幸せなしおりとの時間を上書きされたように、みほは疼きの熱にうなされます。知らない男の人にスカートの中を盗み見られる…普通じゃまず遭遇しない事態、それを嫌悪ではなく高揚で感じてしまった。そこでもう…どれだけしおりで満たされても、そこから先を望むのはみほにとっては必然だったのです。)
「んっ…あっ…あはっ…ぁぁ…
そうだよ…ね?こんどは…みほが…しおりを守るんだ…
傷ついてボロボロになって…ようやく静かに幸せになったしおりを…みほが…」
(足の間の手が、いつのまにかスカートを捲り直に太腿に触れていました。緩まった足の力。太腿はやすやすとその手をさらに奥深くに導いてしまいます。
…くちっ…
小さく響く水音。あがる囁きのような喘ぎ。
覚えたての快感で紡ぐ初めてのオナニー。
腰をもぞもぞさせてショーツを膝まで脱ぐと、クリに触れます)
「んんんんんんっ!んふううっ!
…んあっ…あっ…はあ…はぁ…しおり…しおりぃ…」
(しおりを守る…これから異常な世界に踏み込もうとする自分を正当化する言い訳を見つけて、みほはおじさんのSNSに、そのヌルヌルに濡れた指でアクセスしてしまいました。たまたま作った捨てアドで送ったのは、まだみほに理性が残っていたからです…)
【何も知らないみほちゃんなら、疼きを溜めっぱなしですぐに壊れちゃうでしょう…
えっちを知った今だからこそ、慰めて鎮めることができる…イッてしまえばしばらくは正気に戻れる。でも待つのはより強い疼き…
最初の頃と今の状態を重ね合わせてよく混ぜて、ゆっくり考えたわたしの答えがこのみほちゃんです。
…気に入って…くれそうでしょうか?
リアルなわたしとしては、こんな不安定なみほちゃんにも、ヌルヌルに濡らしてしまいます…】
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