二人はゆっくりと立ち上がると、どう考えても帰るために通る通路とは逆の方向へと歩き出す。
先ほどまでのみほの行動を考えれば、ある程度はこれからの行動を推測することができた。
見失わない程度に距離を保ちながら二人の後をつければ、警戒するようにわざと奥の階段へ。
逃げるなら人込みに混ざる方が安全だと思うが…。
-なるほどね…。-
よく足を運ぶショッピングモールの構造は熟知していた。
おそらく向かった先は、利用者が極端に少ない階段脇のお手洗い。
向かう先さえわかれば、すっと足を伸ばし二人がやってくるのを陰から待つと案の定。
戸惑いが滲むしおりと高揚した表情を浮かべたままのみほ。
みほの頭の中が手に取るように理解できてしまうと、思わず笑みがこぼれる。
二人が消えていったのは多目的トイレ。
そう、当然だが誰でも利用できるトイレは、男性用、女性用よりも手前に設置されている。
つまり、男が近くにいても問題ない。
そして、あまり使用されないからか、手入れが行き届いておらず、扉の建付けが不安定。
鍵こそ締まるものの、少し隙間ができてしまう。
慎重に中の様子を気にかけながら…、二人がお互いに集中し始めるのを待って隙間には手帳を挟み込む。
すると、カメラのレンズがしっかりと中の様子を見せてくれた。
【ありがとうございます。
番外編ではない…、お気遣いいただけてうれしく思います。
10日もの間、相談しながらやり取りを続けていると少なからずイメージって摺りあっていくものなのですね。
概ね、私も同じようなことを考えていました。
ある意味、このトイレでのことはぎりぎり二人が二人でいれる間の、最後の晩餐のようなものだろうな…、帰宅後のラブラブまでの間…というか、正確にはみほちゃんがおじさんからの手紙を見てしまうまでの間、になるのでしょうかね。
大筋としては、まったく同じです。
文字通り全てを投げ打ってでも守った女の子が、あろうことか自分の足で快楽の沼に足を踏み入れ、溺れ…壊れてしまう…。
その光景を目の当たりにしての、絶望。
帰宅後、しばらくはみほちゃんを中心に描く流れにはなるかと思いますが、
最初は指示があったから手紙のことは伏せている。
でも、徐々におじさんに与えられる羞恥、快楽…壊れていく自分を感じ、罪悪感、背徳感を覚え始めれば、おそらくもう言い出せなくなってしまうんじゃないかな…と、思います。
これは私の想像ですが。
しおりちゃんにとっては少し平和な時間が流れていたある日、徐々に壊れ始めたみほちゃんの異変に気付くことに。
そして、放課後にみほちゃんの後をこっそりつけると、あの徐が向かった先は…。って感じでしょうかね。
しおりちゃんのポケットの仕込んだ手紙の内容を特にまだ描かなかったのは、
確実に相談が必要と思ったからです。
例えば、上記までの流れのみで、クライマックス…?に突入するなら、手紙には気づかなかったことにしても良いですし…。
逆に、その手紙には、もし…、みほちゃんをこれからも守り続けたいなら…と、継続的に慰み者になることを求められていたら…。
互いが互いに言えない秘密を抱えたまま、同じ男に壊されていく…事につながらないかなと。
従順になり下がった片方を縛り付けて、視界を奪い、同じように視界を奪ったもう一方を呼びつけて…。猿轡を施され、声も出せない状態で、お互い誰が相手かもわからない状態で責め、責められ…。
体液をまき散らして果てる…その液体が…、最愛の相手の顔を汚す…。
そんなショーを楽しむのも…面白そうですね…。
狂ってますかね…。】
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