(おじさんにそれぞれに手紙を渡されてます。
…何かされる!みほはしおりを庇うようにしますが、おじさんは何もせずにみほの頭を撫でると、そのまま去っていきました。)
…いっちゃっ…た…
(『みほちゃんはガードが甘いんだよ?』それはずいぶん前の話。みほがよくスカートめくりをされてた頃。あまりに警戒心が薄いみほばかり狙われている事に注意してくれた友達の言葉。この時もみほは、おじさんは本当に帰ったと思い込んでしまいます。人がいいのか優しいのか、そして人の事を信じやすいのか…
欠点とも美点ともいえるそんなみほの危うさを、常に陰日向から支えてきたしおり。最初はほっとけない、危なっかしい、そんな気持ちで面倒をみていました。ですがだんだんとそんなみほに心惹かれ出して…相手が相手とは言え、その溜め込んだ気持ちを全て吐き出し、好意以上のものを受け入れてくれた。ある意味満足した顔で眠るしおり。
そのしおりを、本人の知らないところでイカせてしまったみほ。みほ自身、それが「イク」という事を知りません。今日初めて味わった様々な感情。女の子から女への扉に手をかけた戸惑い。少女は友達から恋人に変わった子の寝顔を見ながらひとり考えます…)
…どうしよう…ね?しおり…
あれ、えっちな気持ちになると…おまたから出るんでしょ?それがあんなにたくさん…
しおり…みほのこと…そういう目で見てたのかな?そういうこと…したかったのかな?
それとも…あのおじさんに裸…見られたから?
もし…もしみほがいまのしおりだったら…だったら…
…ふぁっ…
(座り直そうと腰を少し上げた瞬間溢れ出るお汁。みほは思わず声を漏らします。またさっきの…
くち…こぽっ…
湿った感触が広がるショーツの中。おじさんに自分でも知らない自分を見抜かれ、少し引き出されてしまった。
これまでの事で相当消耗しているみほ。おじさんは帰ったと信じて安堵しきり、しおりを庇いながら自分もうつらうつらとしてしまいます…)
『みほ?わかってるよね?きこえてるよね。みほ…』
「あ…クロミホ…」
『あら、名前つけてくれたの?クロミホ…か…どっちが黒いんだか…ま、いいわ。どうだった?じぶんの気持ちに気づいて…』
「あ、あれはちがうよ!あのおじさんに無理やり…」
『まだ言ってるの?そのきっかけを作ったのはだれ?
見られてるってわかってからも、見せてたじゃない?』
「い…いわないで!あの時のみほはみほじゃないんだから!あたまポーってして、ふわふわして!」
『それ、気持ちよくなってるんでしょ?こんな所で知らない人に見られて興奮してる姿見て興奮したんだよ?
それがみほとミホの…性癖なんだよ』
「ちがう!違う違う違う!ぜったいちがう!」
『じゃあ…しおりと同じ事…味わってみなよ?それでもそんなこと言えるなら、ミホは消えるから…』
っ…はっ?…みほ…寝ちゃって…た?
(はっと目が覚めます。しおりはいつのまにかみほの腰を抱き締めるように腕を回して寝ています。しおりと…おなじ…きもち?
この時、みほは重大な勘違いをします。
しおりは、みほへの想いが溢れ出し決壊し、淫らな気持ちも全て言葉に吐き出したことによってこれだけ濡らしてしまいました。
ところがみほは、好きなみほを守るため脱いで裸を見せ、少し触られた事によってこうなったと思ってしまいます。
それは、見られて感じたいという奥底に眠る、認めないと拒絶することで無理やり押し込めている本当の自分。眠るしおりを苛め、濡れそぼった指を舐めとった恍惚感。おじさんは知るその時の表情は…いやらしく微笑んでいました。
おじさんもクロミホも、しおりの精神的な苦悩を感じてご覧と言っています。ですが…)
…ごめんしおり、ちょっとコートかりるね?
(考え抜いて出した答え。みほはしおりのコートを上から羽織ります。丈の長いしおりのコート。みほが被れば全身が隠れます。みほはその中でゴソゴソと動いています。うつむいて赤くなりながら、しおりから少しだけ横にずれると腰を浮かせ…その様子をしっかり観察するおじさん。一瞬見えたのはピンク色の布のような…
みほはそれを紙袋にいれると、ベンチの下にしまい、再びしおりを膝にだきます。)
しおり…こんどは…みほがしおりをまもってあげる…
(あとで回収した袋の中身。それはピンクのブラとショーツ…クロッチはべっとりと、それこそしおり以上に濡らしていました。ただ、濡らした意味合いは全く違うものです…みほは自らの手で自らが忌み嫌ういやらしい自分への道を進んでしまうのでした。そうなっちゃダメと身を挺して守ったしおりの願いも虚しく…)
はぁ…はぁ…はぁ…なにこれ…こんな…こんなの…
(下着を無くした途端、変わって見える世界。男性全ての視線がえっちに自分を向いているのかもという感覚。
乳首が痛いほど尖り始め、ブラウスに擦れて痛いくらい。甘い吐息は途切れることなく、容易に喉を枯らします。)
かは…はぅ…しおりは…しおりは…こんなになってまで…みほを…?まだ…見られてるわけじゃないのに…なにこれ…観られちゃうたら…どうなるの?みほ…
(たすけて、しおり…この言葉がでかかり、みほはハッとします。しおりだって…どんなにこう思ったんだろうと…どんどんすれ違っていく勘違い。
しおりは強い意志で、みずから肌を、秘部を晒しました。みほのそれは…歪んだ自慰行為。あまりに強い興奮、狂ってしまいそうになる高揚感。あまりの感情の濁流に、みほが自分からスカートの中に手を忍ばせ、その中のドロドロに濡れた割れ目に指をかけようなした時でした。)
「んっ…みほ…。あたし…寝ちゃってたんだ…」
っ…しおりっ!
(めをこすりながら身を起こし、すまなさそうに笑いかけるしおり。佇まい…振る舞いはいつものしおり。でもどこか抜け殻のように…みほは人目を憚らずしおりに抱きつき泣き出します)
しおり!しおり!もう起きないって思ってた!
「ごめんね…心配させたね?もう…もう大丈夫だよ?もう怖いことないからね?大丈夫…」
【これはしおりちゃんが約束を反故にされて絶望しちゃうルートの伏線みたいになっちゃった。
わたしなりに感じた、しおりが報われないと言ったおじさんの真意、そこまでのみほの揺れ方を考え、それにこの後のこの日の流れを踏まえたらこんな風にしようかと。トイレでしおりはみほをがむしゃらに求めるのですが、満たしたいと思う気持ちと、そうじゃないと思うやり場のない気持ちをみほにぶつけちゃう…そんな感じで…
ちょっと走り気味かなぁ…気になったら教えてください】
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