【もうバッチリです!お婆さんの存在がいいアクセントになってて、さすがですね?】
『本当に大丈夫なのかい?あなた、すごい汗だよ?』
大丈夫ですよ?
〈たすけて!〉
ちょっと今日は暑かったですからね?
〈たすけてっ!〉
それに、少しこの子も人に酔っちゃったみたいなので、もう少し休んでから帰ります。
お気遣いありがとうございます!
〈おねがい!みほたちの手を…たすけてえっ!〉
(こころではありったけの叫びで助けを求めているにも関わらず、口から出るのはそれを断る言葉。なんで?どうして助けてがいえないの?みほはおじさんの存在にまたも恐怖し始めます。)
はぁ…はぁ…はぁ…んぁ…っくぅ…はぁはぁはぁ…
あ…あつ…い…
(本来は少し暖かいくらい。ですがこの時のみほには目が眩むくらいの暑さに。目の焦点が合わなくなってきて景色がぼやけてきます。)
んっ…くぁ…あはぁ…
し、しおりは…どんな気持ちで…そこまで行ったの?
みほじゃ…耐えられないかも…しおりに帰れなかった…かもしれない…
(涙交じりに天井を見上げるみほ。どこにいるの?どこから観てるの?おじさんの存在に気づいても、気配が読めません。
少し意識が朦朧としてきます。みほはブラウスの左胸を鷲掴みにして、祈るように震えます。
それをみているおじさんには、瞬時に察したみほの弱点。何も言わずとも、動かなくとも、手紙一通だけでおじさんのほしい情報を、みほがわざわざ晒していきます。)
し…しおり…起こすわけには…いかないよね?
みほ…しっかりしなくちゃ…
(緊張と恐怖で汗ばんだ身体。みほはブラウスのボタンを胸元まで外してしまい、手でパタパタと仰ぎ出して…
おじさんは何かの確証を得て、わざとみほたちの目の前、至近距離をゆっくりと通り過ぎます。
事情を知らない人達なら、胸元を開けた子が友達を寝かせている絵面。ですがおじさんには…
しおりが心配で俯いてしまっていたのが運命のいたずらでした。おじさんは本当に目の前をみほを上から覗きながら通り過ぎると、カップの合っていないブラから覗くちっちゃな胸と可愛らしい乳首、そして左胸の約束の印をみつけます。しおりが力強くつけた分、しおりのと比べてハッキリ大きくのこっている痣がひとつ…)
っ!いま…なにか?
(遅れながら変な気配に気づき顔をあげて見回しますが、そこにはそれらしい人はいません。
再び揺れて崩れ出すみほ。先ほどと違い、今度は助け、支えてくれるしおりはいないのです…
吐息混じりに吐く息はだんだん荒く、時折艶かしくなってきます。聞きようによっては小さく喘いでいるかのよう…)
あっ…はぁ…はぁぅ…っ…く…はぁはぁはぁ…
(ぽた…ぱた…涙のように滴る汗が、しおりの顔を濡らします。みほはそれを優しく拭き取ります。お昼の時よりも高い熱にうなされるよう。
しおりに覆いかぶさるように自らも崩れ落ちてしまいます。無意識に、しおりをのせた反対側の足を開いてしまったままで…そして…)
〈…?ここは…?〉
《ここはみほの中。それとミホの中…》
〈…?なにか聞こえ…〉
《ねえみほ?どうしてさっき、助けを求めなかったの?》
〈………声がでなかったの…〉
《くすくす…うそ…ほんとは出さなかったんだよねぇ?》
〈そ!そんなこと!〉
《あるんだよ、そんなこと。
だってみほは知っちゃったんだもん。あの時、自分でスカートを捲った高揚感。いいようのない背徳感がもたらす快感にね?》
〈ちがう!そんなのちがう!〉
《ちがわなぁい…ならどうしてあの時すぐにしおりに助けを求めなかったの?狙われてる、助けて…これだけであの子なら何をすべきかわかるはずだから、今頃怖かったねぇ…と胸を撫で下ろしているところだったよ》
〈それは…〉
《結局みほは、言いようのないふわふわ感に酔っていたいから、悪魔に恋人を売ったんだよね…》
〈ちがうよ!せんなの絶対ちがう!〉
《いや…みほは求めてるよ…見られるという媚薬を…ミホはみほだもん…わかるんだぁ…
…あ、またあとでね?》
〈ち…ちょっとまってよ!まって!…〉
っ!今のは?なに?
(どれだけでしょうか?時間的にはほんの数分もありません。しおりは相変わらず寝息を立てたまま。ほっとする反面、先ほどの心の声のような不審なものに身を震わせます。)
っ…あっ…やだ!
(足が開いたままになっているのに気づき、あわてて閉じて足の間にスカートのすそを差し込みます。その拍子にハラ…と一枚の紙が落ちていきます。
みほはその紙に背筋が凍るほどの恐怖を覚えるのでした)
【あまりの緊張に少しだけ気を失います。その間の自分とのやりとり…あまりに定番ですが面白そうなのでちょっと絡めてみます。
この間に、心配して寄り添うふりをしてブラウスやスカートの中を撮られて、また新しい手紙を握らされていたなんて…みたいなところです。
大輔さんの指示というか煽り方、ゾクゾクします。
もっと過激にみほちゃん揺さぶってもいいですよ?】
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