痣へのアプローチ…それがトリガーにでもなっているかのように悲鳴にも似た声を挙げてしまうしおり。
さすがに周囲を気にしてしまうが…、サンプルで放送されている成人向けの映像を映すモニターのシーンと偶然重なり、誰かが走ってくる…ということはなかった。
糸が切れたようにその場に崩れ落ちる少女の裸同然の身体。
大人びた体格をしているとはいえ…やはり少女…引き上げていた両手首から手を離し腰に回すと、崩れ落ちる体を支える。
「大丈夫さ…。みほちゃんはまだここにいるよ…?
ん、ちゅれ…ぉ…ん…。
ほら、ここで赤くなって…しおりちゃんを守ってる…。
ほぉら…ほぉほぉに…たぁん…んと、れ…?」
わざとらしく、舌先でみほのキスマーク、しおりの唯一の希望をくるくると円を描きながら刺激して
視覚的にも聴覚的にも攻めていく。
男がいわゆる性感帯…という部分を責めていたらただただ快楽に流された可能性はあった。
ただそれは、身体に心が屈服してしまっただけ…精神は折れていない。
だからこそ、男はしおりにとっての象徴である、みほだけに着目し、責め立てたのだ。
どろどろの唾液を塗り付けながら、にやりと笑みを浮かべ…。
まるで、しおりの中で、守りたいものを消しゴムで消していくかのような舌先の動き。
それが時折、柔らかいふくらみを突つきもすれば、みほへの愛情を感じながらも男の舌責めに体を震わせている自分をも自覚させる二重苦。
腕にかかる少女の重み…。
図らずともその柔らかみは手のひらに伝わり、尻肉を揉むような形で抱き留めれば、指先にはぬるっとした感触が伝わり、緊張…恐怖…絶望…少しの興奮…に犯された…漏れ出た本能を感じる。
「愛していいよ…、君はちゃんとみほちゃんを守ったじゃないか…。
全てを丸見えにして…みほちゃんを守るんだって…その希望はかなった…。
自分を犠牲にして…ん…ちゅぉ…みほちゃんを守ったのさ…。」
みほからの贈り物を舐るように、何度も何度も犯した舌先が、首筋まで伝う涙の筋をたどるように舐め上げ。
味わうように口に含む。
ジワリと滲む汗…緊張と絶望に揺れる少女の纏う空気さえもまとめて吸収するかのようにしゃぶりついて。
「さぁ…そろそろみほちゃんのところに戻ろうか…。
でも、しおりちゃん…これはおじさんがもらうね…。
君の…みほちゃんへの想いで溢れた…このぱんつ…、これは…返せないな…。」
すっと床に堕ちた下着を手に取り、呆然と…惚けたままのしおりにシミを広げるように見せつけながら手に取る。
生まれたての動物のように震えるしおりの下半身の補助するかのように肩を貸し、なんとか一人で立ちなおせる状況を作ると。
「そしてこれも…、大事にしないとね…。
ん…汗の良い匂い…たまらないなぁ…。」
そのまま顔にブラを当ててにおいを嗅ぎながら、シミの広がった下着と共にポケットに入れてしまう。
棚に置いて撮影に使っていたスマホを今一度手に取ると、絶望一色のしおりの顔をもう一度映し出せば。
「ほら、着てもいいよ…そしてみほちゃんの下へ戻りなさい…。
きっと待っている…、抱きしめるといい…。
君が全てをかけて守ったモノを…ね。」
にやりと笑みを浮かべた男がそう口にするが。表情は言葉とは裏腹。
とても、このまま解放してくれそうな顔は…していなかった…。
【諸々のご回答ありがとうございます。
そのまましおりちゃんはみほちゃんにお返ししますね…。
本当に、このイメのお相手が貴女でよかったと…思います。つくづく。
番外…とはいっても、こちらで内容が把握できないというだけで、本編通りのシナリオになります…よね?
いや、だからこそ番外編内、での出来事がメインには反映されない。ということになるのか。
いずれにしても楽しみですね。
要所でご相談させていただけてありがたいです。
この後の流れもよろしくお願いいたします。】
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