閉鎖空間ともいえ駐車場、昼間とは言え薄暗く偶然迷い込むような場所ではない。
男と女が雄と雌になることだけを求めてやってくるそんな場所に、どう考えても相応しくない少女の声が木霊する。
しかし、その喘ぎたるや、大人の雌…性を貪る淫らで惨めな雌そのもの。
男は良く知っていた、駅近場所であるが故、知人との接触を避けるため昼間に近隣の利用者が少ないこと。
そして、アメニティやWi-Fiなどのオプションが乏しいこのホテルには大凡若者の利用もないことを。
美穂にとっては、いつ、どこから、誰が来るかもわからない状況でもはやほぼ全裸の状態。
さらには敏感になった割れ目に今にも挿入を余儀なくされそうな男の肉棒、その先端が幾度となく擦りつけられている状態。
「ほら美穂…そんなに声を出したら聞こえちゃうぞ…?
あっちの部屋にも…こっちの部屋にも…。
あの車には人が乗っているかもしれないのに…、そんなに声を出して…。」
華奢な美穂の身体を、まるで人が他のオナホールのように。
ダッチワイフかのように軽々と持ち上げ、その割れ目で快感を貪っていく。
冷静な脳みそでは再び判断できなくなりそうな、たくさんの情報…そして、詩織のことを言葉に織り交ぜながら。
ぬぷ…くちゅ…じゅる…。
固く、反り返るほど上を向く肉棒…その竿を上に小さな割れ目を、腰降ろさせるような光景。
それはまるで股間から男性器を生やさせた…「いつか」と同じ光景。
しかし腋の下に腕を通す形で片手で男に抱きかかえられたままの美穂の身体、その両足が地面につくことはなく、かろうじてつま先が地面に時折かすめる程度。
当然、美穂の意志で股間に快感を味わう術はなかった。
焦らされるように、自らの割れ目から生える肉棒が伸縮するたびに言い表しようのない快感が襲い掛かる。
「本当のことはね…もうおじさんにもわからないのさ…。
詩織も美穂と同じでおちんちんが大好きな変態なのか…。
おまんこにぬぽぬぽしてほしくてたまらない淫乱なのか…。
それともこのお口の中に、どばどばと精液を流し込んで欲しいのか…。
おじさんのおしっこを顔で浴びたいのか…なんてことはね…?
本当の気持ちは…わからない…。
おじさんにも…美穂にも…詩織自身にも…。」
少女の身体を抱きかかえながら腰を振り、股間の押し付ける男の口から出た言葉は全て、詩織が堕ちているかのような言い回しでしかない。
しかしそれをあたかも、どれかなんじゃないか…?
と言い換えるかのような、卑劣な企み。
にやりと浮かべる男の笑みに、美穂の信頼にも似た感情を享受するだけの価値はあるのだろうか。
言葉でも行動でも少女を辱めながら、男の太い中指と親指が強引にその小さな口の中へ押し込まれると、
涎に塗れた口内を貪るようにかき回し…唾液を指先に絡みつかせながら、舌先の上下を摘まんで引っ張り出す。
「こうやって…しゅこしゅこしゅこしゅこ…。
扱くのを…詩織も好きかもしれないなぁ…。
べろちんぽをしこしこして…しこしこオナニーしちゃうかもしれないなぁ…。
べろちんぽしこしこしこしこ…。」
上の穴も下の穴も同時に犯すような展開…。
美穂はきっと望んでいたはずだ…しかし、それがベッドもなく、室内でもない…まさか屋外で展開されるとは…。
心も身体も、ぐちゃぐちゃ…。
どう判断すればいいのか、混乱…、困惑…、疑念…、信頼…。
いつだって判断を迫られるとき、少女のそばには男がいる…そして、肉棒がある。
「ねぇ美穂…。
おじさんとこんなゲームはどうだい…?
もし詩織が…、本当におちんぽが大好きで仕方のない変態だったら…。
おじさんと一緒に詩織をお仕置きしないか…?
だって…<うそつき>だもんね…?
あれだけ、美穂を守る…みたいなことを言いながら…。結局おちんちんの事しか考えられない変態だったんだ…。
だから、お仕置き…。二人で…詩織を壊しちゃおうよ…。
嘘つく親友なんて…親友じゃない…大好きじゃないでしょ…?
<美穂よりも先に>
詩織のおまんこを…おじさんのおちんちんで…お仕置きしちゃおう…。
ちゅろ…れぉ…ちゅぱ…。
そう耳元でつぶやきながら、その穴さえも犯すように生き物の様な舌先が舐めまわす。
「でももし…本当に詩織が、美穂を守りたくて…おじさんに敵意むき出しでつかみかかってくるくらい君を心配していたら…。
<うそつき>は…美穂…君ってことになる…。
そうなったら、お仕置きを受けるのは詩織じゃなく…美穂…君だ…。
もし<詩織が君を必死に守ろうとしているというなら、そう見えたなら>、おじさんのおちんちんで<詩織よりも先に>壊されるのは美穂…君だ…。
面白いと思わないか…?
いや違うな…これではっきりするだろう…?
何が嘘で…誰が嘘つきなのか…。
実はね…今日は詩織も着ているんだよ…。
今から行く部屋で待ってるはずだ…、おじさんとお話をするためにね。
だからからこのゲームはすぐに結果がわかるんだよ…。
あの部屋がそう…。
扉を入れば少し靴を脱がずにその場で待っているんだ…。
詩織に気づかれたら意味がないからね…。
詩織の気持ちを確認するには…美穂がいないところでいかなきゃ意味がないだろう…?
そして、詩織の気持ちを確かめて…から、どっちが嘘つきかを決める。
どっちがこれをで壊されちゃうのかのゲームでもあるわけだ…。」
クチュ…くちゅ…。
その存在感を改めて意識させるために、数回肉棒が前後にグラインドしながら。
「おじさんが合図するまで部屋には入らないこと。
それは約束だ…。
どうだい…?
やるなら…最後の一枚は…自分で脱ぎなさい。
脱いで…おじさんのおちんちんに…チューして…?
舐めちゃだめだよ。」
そう言って一方的な言い分だけを投げかけると、小さなその身体を数分ぶりに地面に下ろす。
ちょうど目の前にはビク、ビクと激しく脈を打ち反り返る肉棒が。
事は最終局面。
誰が嘘つきか…。
何を感じるのか…、どう行動するのか…。
どう転んでも、誰も幸せにはならない…そんな雰囲気だけが冷やかな風が吹き抜ける駐車場に漂っている。
【遅くなり申し訳ありません。
クライマックス一歩手前まで進めています。
いくつか含みのある表現を用いていますが、感じたままに反応を描いてもらえればと思っています。
マルチエンディングなんてそんな大層なものではありませんが、どう転んでも話は進むように考えていますので。
全部終わった、JS編終幕の後に、考えていたことなどを共有するのも良いかなと思っています。】
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