再会数分で…いや、再開前からスイッチを入れた状態で求めてくる美穂。
詩織と美穂…、男を悦ばせる変態的な魅力を兼ね備えた二人。
しかし、その性質は似て非なるもの。
純粋無垢…好奇心…素直さ…染まりやすくそして危うい…きわめて危うい性質を持つ美穂。
依存…、承認欲求…、拠り所…、守る為なら自己犠牲を厭わない…美穂とは違う危うさ…、そして、依存先、承認を求める拠り所になるものが変わってしまうと…、その先は泥沼…詩織。
お揃いの服やアクセサリーを買い…ペアで身に着けたとしても…二人は全く別の色。
宝石で言うならルビーとサファイヤ…色で言うなら白と黒…。
何色にも染まる可能性を秘めた無垢な少女、染まってしまえば何色にも変わらない強い色を持つ少女。
同じ瓶の中にいながら決して混ざり合わない水と油のような少女を、一人の男がまるで中和剤の様に侵食し…歪に混ぜ合わせていくのか。
今目の前にいる少女は、男が口を開けば、時も場所も選ばず従うだろう。
それは弱みを握られた奴隷のような服従感ではなく、信頼…ただただ信頼。
最悪の展開など頭の中に微塵もなく…目の前にいる男は、私を気持ち良くしてくれる…その一点のみの信頼。
ある意味…先に壊れたのかもしれない。
いや、正しい倫理観を取り入れる前に、別の道へ誘導されてしまった…と考えるべきだろうか。
「ねぇ美穂…。昨日…、詩織とはちゃんともう一回信じあえたんだよね…?」
二人はホテルの部屋へと直結する駐車場まで来ていた。
それぞれ、駐車スペースの真後ろに部屋への入り口が存在しており、その駐車スペースは一台置きに壁で遮られている。
駐車場の入り口からは、車が何台止まっているかもわからなければ、当然男の車がどこに止まっているかもわからない。
そんな状況で男は少し屈んで美穂を抱きしめ、その小さな体を後ろから抱きあげる。
引き締まったその男の身体、その上では華奢な美穂の身体など片手でもたやすく持ち上げるだろう。
男の顔の前まで美穂の頭が来るくらいにまで持ち上げれば、男は耳元でこう続ける。
「詩織はもう…過去のちんぽじゃなく…。
美穂のおちんちんでしか気持ちよくならない…、詩織は美穂の物…なんだよね…。」
男は数メートル先の部屋の中での詩織を思い浮かべながらにやりと笑みを浮かべ、そんな言葉を発しながら美穂の耳の縁をそっと舐め上げる。
「んちゅえぉ…ん、…。ちゅ…。」
当然…と言いたげな反応をしたいが、敏感な体は、そのちょっとした刺激でも言葉を詰まらせる。
「本当に…詩織は、美穂だけの物…そう思うかい…?」
抱き上げたまますっと美穂の肩口に引っかかるサロペットの紐をすっと外へずらすと、ストン…と、そのまま地面へと落ちてしまう。
もともと、触りやすいように配慮して着こなしていたゆるゆるのサロペット…あっさりと地面に落ちれば駐車場内とはいえ、完全に屋外でシャツとパンツのみの姿に…。
当然、抱き上げられたままの美穂にそれを回避する術もない。
片手で美穂を抱いたまま、落ちたサロペットは鞄にしまい込み、
「もし…詩織が…今の美穂みたいに…おじさんのちんぽに夢中になっていたら…。
美穂はどうするんだい…?」
露になった下着越し…股間辺りに勃起したズボンの膨らみをごりごりと押し付けながら、シャツの中に手を差し込み、小さな膨らみを揉みながら、少しずつ詩織の待つ部屋へと進んでいく。
「ねぇ…美穂…。
詩織が身を挺して、君をおじさんから守ろうとしていたことが…実は本当だったら…。美穂はどうする…?」
裏切り…?ウソつき…?
だとすればそれは誰…?どっち…?
そんな最後の最後で心を揺らしながら、今度はシャツの裾に手をかけると、そのまま強引に引き上げれば。
強制的に万歳を強いられ、ノーブラの胸は露…。
遂には、パンツ一枚の恰好へと晒されていく。
半裸…以上に全裸に近いその格好を屋外で晒しながら、運命の部屋まで数メートル。
少女たちのクライマックスは遠くない。
【すいません、少し短くなったのですが仕事に出る前に更新しておきたくて描きだしておきました。
色々こっちでも話したいのですが、いったん更新しておきます。】
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