「良い子だ…。」
快感に流されたか…、それとも現状の恐怖と緊張に抗えなくなってしまったのか。
幾度となく身体を振るわせ、快感に打ち震えるその幼い身体…、その手がそっとポケットの中に入ると、男は一瞬体を強張らせて警戒するが、抵抗ではなく観念したことがわかるようにナイフ、そしてカッターのそれぞれを詩織の手から受け取る。
「諦めたのかい…?
それとも…、人様の車の中でおしっこを駄々洩れにさせるほど…気持ちよくなっちゃったのかな…?」
改めて割れ目を開く指の動きは、まるで中身を覗き込もうとしているかのようにも感じ。
きゅっと2本の指先が器用に割れ目を開けば、くぱ…くぱ…と、内側の肉がまるで呼吸するように弛緩と収縮を繰り返しているのが見える。
「こんなにぐちゃぐちゃにして…。美穂でもここまでにはならなかったぞ…?
つまり、君の方が変態…というわけだ、詩織ちゃん…。」
あえて美穂の名前をちらつかせながら、割れ目を開いた2本の指先に淫液…そして金色に透き通った小水に纏わりつかせるように撫でまわすと、ねっとりとした淫音以上に、水気を含んだ、びちゃびちゃをいう音が車内で響く。
トン…トン…。
臍下、ぽっこりとした肉感はまだ幼さを感じさせ、括れ…というのはまだ少し早い少女の下腹部を指の腹で何度も優しくノックしながら、
クニ…クニ…。
中の様子でも探るように、刺激していく。
まるで外から間接的に中の、雌の部分を舐り、犯すように。
じっくりと、弱く、微弱だが確実にその指先が、詩織の中…子宮に圧迫感を与えていく。
その入り口が躍動するように、その指先で緊張のこわばりを見せていることを知りながら、じっくりと確実に犯していく。
「強い香りだ…。
美穂より少し濃いのかな…?」
耳元で感じさせる、何かにしゃぶりつく音。
ぴちゃ…ぴちゃと、耳の穴さえ犯されているように、そんな音が鼓膜を揺らす。
「ほら…口を開けて…。味わってごらん…。」
何度もノックしていた指先が少し離れると、可愛らしい詩織の顎を摘まんでゆっくりと口を開かせると、その中へどろどろに濡れた指先を押し込んでいく。
どろっと湿っているかと思えば、緊張からか口の中は少し乾き気味の印象。
そんな上の口、を自らの淫汁で潤いを与えるかのように、アンモニア臭と少しの生臭さが一気に広がっていく。
柔らかい舌先を摘まみ、二本の指で扱くようにこすり上げながら、少しずつ口外に引きだしていく。
いつかの美穂…あの時の行為を思い起こさせる…、当然詩織は知らない話。
しかし、不思議と二人の反応は近いものがある、もちろん、些細な違いはあるが…、それはきっと二人揃って奥底に眠る変態的な資質の現れなのではないだろうか。
くちゅ…くちゅ…。
卑猥な音は下半身以外からも聞こえ始めることになる。
まるで、男性器の竿でも扱くかのように、小さな詩織の舌肉を根元から包み、先端までをくるっと指先が囲い上下する。
「べろちんぽ…しこしこすると気持ちいい…?
美穂はこれが好きでねぇ…、これをすると、勝手に…おなにーしちゃうんだよ…あの子は…。
変態だろう…?
べろちんぽしこしこされながら…涎を溢れさせて…、その涎を乳首にこすり付けてつまむのが大好きだそうだ…。」
男の言う、本当の美穂…とは、こうやって言葉で男との行為を晒すことなのだろうか…。
視界を遮られれば、別の感度が昂ることはよく言われることだが、今の詩織に取っては、性感帯の感度へ全振りしているようなものだろうか。
文字通り、何をしても震えるような体…そんな様子に笑みを浮かべ蔑むような視線を浴びせている男の表情を…もちろん知ることはないが。
先ほどまで聞こえていたはずの、公衆の声…は、不思議と一切聞こえなくなる。
昼が近づいているというのに、声は聞こえなくなっているという不自然さ…。
それどころか、何かが外を通過しているような雑音、騒音すらも聞こえない。
さらには、我慢できず漏れる喘ぎが、少し反響して自らの耳に返ってくるようにも聞こえる。
「おっと…終わってしまったか…まぁいい…。」
意味深な男の言葉を気にする余裕はあるか。
詩織の舌の感触を味わいながら、反対の手が詩織の身体から離れると何か固形物が先ほどまで下腹部をノックしていた位置に張りつけられる。
「さぁ…そろそろ時間も時間だからね…。一度…死んでもらおうか…。」
突然浴びせられる、男からの強い言葉。
研ぎ澄まされた感覚…、一切の身の安全が保障されない環境に置かれる緊張感。
いつも以上に非現実を感じさせる屋内ではないその環境…、さらには相手は殺意さえ感じるはずの男。
にもかかわらず、体液を漏れ滴らすほどに快感を感じてしまっている自分。
未知の快感への期待…悦び…、欲求…。
そんな大凡十数歳の少女が出会ってはいけないものを詰め込んだパンドラの箱を開けてしまったような孫座状況、大きく今後の人生を狂わしてもおかしくはない状況…。
そんな中で…
ブブッ…ブーーーン…。
聞き覚えのあるモーター音が耳に届く…よりも先に感じるのはその振動。
優しくもじれったいような男の指の感覚ではなく、遠慮の知らない高速振動。
それが、死んでもらおうか…その男の言葉に続いてほどなく、一気に詩織の下半身を壊しにかかる。
粘着性の何かで固定されているのか、その丸みを感じさせる固形物はその場から動くことはなく、まるで雌の部分一点を外から破壊するかのように、確実に詩織の身体を蝕んでいく。
「我慢することはない…。
心配しなくても、君の…いや、君たちの生死を握っているのは私だけだ…。
たとえ、声が漏れ響いたところで…君のこの後に影響はないよ…。」
活かすも殺すも男の手の中ということか…。
それは助けを呼んでも無駄…という意味なのか…それとも、安心してよがり狂っていい…という意味なのか。
詩織の返事を待つことはなく、下腹部に固定されたそれの振動はどんどん強くなっていく。
「良い子だ…。
そうだね…、昼過ぎには迎えに行こうと思っている…。
例の…そう、美穂の大好きなショッピングモール…その近くまで来ていてね…。
そこまで来て、お昼ご飯を食べながら待っていなさい…もうすぐ、行けそうだから…。」
トン…トントン…。
その指先が紡ぐのは、詩織の下半身へのアプローチ…ではなく、もう一人の少女。
昼過ぎ…、ショッピングモールの近く…。
時刻はまもなく11時になろうかとしていた。
【毎度お返事に時間がかかってしまい申し訳ありません。
どういう流れ…ゴール…がいいかを考えると、いただいたレスにとりあえず返事を描く、みたいな感じにはできなくて…。
とても楽しくも、難しくもありますね…。
素敵なおなにーの共有、とても嬉しいです。
私が少し強い言葉を使ってしまって以来、気持ちを萎えさせてしまっていないか…そればかり心配をしていました。
またそのようなお話を聞けて嬉しいです。
くれぐれも…ご満足されるまで、辞めないように…。
それがどこであっても…ですよ。
早ければ次々回…くらいでしょうか。
美穂ちゃんとの合流を目指しています。
複雑に内容を伏せながら走っているので、合わせていただくのがすごく大変だとは思いますが。
それだけに噛み合うときの快感は凄まじいものがあります。
必要以上にネタバレをしながら進めようとしないことをお許しください。】
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