「はぁ…はぁ…ふぅ…。」
こちらから促した行為があったとはいえ、二人にはいつも驚かされる。
目の前では、性も根も尽きたかのようにぐったりと気を失ったかのようにしおりに身体を寄せながら、喘ぎの混じった寝息を立てるみほの姿が見えていた。
そんな様子を愛おしそうに見つめながら、額に張り付いたみほの髪をそっと撫で柔らかな笑みをこぼすしおりの姿も。
しおりにばかり先に行かれたくないと気張ってみるみほ。
しかし結果的に体力的部分や経験面で、しおりに勝ることはなかったのだろう。
無意識にも寝息を立てながら、しかし挿入された状態であればしおりも、みほの動きに合わせて身体を震わせているのが見える。
徐に手にしたのはスマホ…。
その表情は、先ほどまでみほに相対していた時のそれではなく、毅然として…いや、まるで軽蔑の眼差しを見せている。
来るか…?
男は無意識にスマホを見た。
二人の痴態…あられもないその姿に、何度射精を余儀なくされたか。
惨めにも、股間を晒しいまだに脈を打っているその竿を握る手をそっと放し、ティッシュで数回拭うと図ったかのようなタイミングでスマホが震える。
[たったいま…みほの全部…頂きました。本当に心身共に…繋がったんです。この意味…わかりますよね?
もう…あなたに手出しはさせません!…みほを…こんなに悩ませて…ぼろぼろにした償い…してもらいますからね?日曜…覚悟しててください!]
よほど、この数時間のやり取りが嬉しかったのだろう。
文面だけでなく、送信を終えた直後のしおりの表情がどこか余裕に満ち、口元が緩んでいる事からもその気持ちが伺える。
それもそうだ…、しおり自身が唯一後ろめたいと感じていた過去。
それを封印するようにしまい込んでいたアダルトグッズが、「偶然」とはいえ、みほに知られてしまったことで一触即発の空気さえ感じるも、結果として分かり合えた、と思っているわけなのだから。
夢にも思わないだろう…。
その玩具の数々の存在を、まさか殺意の矛先である男の指示でみほに気づかせたなどと…。
もちろん、そんなことを言葉にするわけにもいかず、この状況を踏まえての内容を男は考えるわけだが。
「随分とご機嫌じゃないか…。
そんなに良いこと…あったのかな…?昨日とは全然違うじゃないか…。
教えてくれよ…おじさんにも…。
あんなにもおじさんに見せてくれたじゃないか…君が、どれだけおちんちんが大好きな変態かを…。
ぬぷぬぷ、じゅぽじゅぽしながら…便器の外におしっこを垂れ流して…汚して…。
惚けた顔を見せて…。
そんな君から随分な変わりようだね…。
まさか…おちんちんが大好きなこと…みほちゃんに受け入れてもらった…なんてことがあったりするのかなぁ…?」
もちろん、しおりにとって今日の事実を男が知る要素は皆無。
とはいえ、先日までのやり取りとこの変わりようから判断した…と考えることはそう難しくないと考えたのだ。
「まぁどっちでも構わないさ…でもね…。。
君がどうしても会ってくれというから、おじさんも仕方なく時間を作ってあげるのに…。
そんな態度で…本当に良いのかな…?
ねぇ…しおり…。
おじさんに何を償わせたいのか知らないけど…。
秘密があったのは…君だけだと思うかい…?
みほの為だと言って…でも、君は漏らしながら果てた…。
みほが逆のことになった可能性を…どうして考えない…。
まぁいいさ…、明日が楽しみだよ…。
明日…、家に帰るときに…、今と同じ気持ちで居られるといいねぇ…。」
添付に添えられたのは、数日前にしおり自身が男に送った動画。
我慢出来ず、ペンよりも明らかに太いマジックを美味しそうに股間で咥え、喘ぐ様…そんなシーン。
そしてさらに、そのマジックよりもさらに太く、長い…しおりの知る過去の家庭教師のそれとは比べ物にならないほどに、反り返り、先端から欲望を先走らせる赤黒くぬめって光る肉棒が写った写真。
「明日君が咥えるのは…これだよ…しおり…。
どの穴で咥えたい…?上かい…?下かい…?それとも…後ろかな…?」
強気に出るしおりの言葉を気にも留めず煽り返す男のメッセージ。
明日何が起こるのか、しおりにいまいちで自分はまだ幼い少女だということを自覚させるような言葉遊び。
卑劣な、脅しにも似た挑発、そして…。
に
「まぁいいさ…。
今日はもう少し至福の時を楽しむ…そうなんだろ…?
くれぐれも、その可愛い彼女の味を…忘れないことだ…。
明日は朝から出られるようにしておくことだ…。
場所はまた連絡する…、楽しみにしているよ。」
意味深な言い回し。
しおりのメッセージから、みほ一緒にいることを推測するには難しくないが、それ以上に含みを持たせていた。
何度目かの射精で萎えかけていたモノが、メッセージを返すころには再び固さを取り戻していた。
【ちょっと真剣に言葉を選んだせいで、貴女の興奮を冷ましてしまったんじゃないかと、心配しています。
この後の展開に関しては、貴女のおっしゃる通りで大丈夫です。
ある程度
日曜日の話はしましたが、詳しいことはまた後で話せる状態を作って終えています。
確認ですが、この感じでいけば日曜日は、しおりちゃん一人との接触という形で思っていて大丈夫でしょうか。
それでいくなら、みほへのご褒美にしおりを同席させるような流れも考えていけそうですね。
本編外の話に関して、丁寧にお答えいただきありがとうございます。
何よりも色々お考えいただいたことを嬉しく思っています。
会ってどうこうという話は私も考えてはいませんでした、あくまでこのイメ、やり取りが貴女の私生活に影響が出るほど、生々しくも厭らしい物になれば、そう考えているものでそれ以上でもそれ以下でもありません。
真剣なのは変わりません、気楽にできないというのは、重く考えてくださいという意味ではなく、あくまでも貴女の生活に影響を与えたい、私のエゴみたいなものがあっての事なので。
貴女にまでそれを強要しようとは思っていませんので、そこはお伝えしておきたいです。
その結果…、我慢できない…、仕事に集中できない、みたいなことから離れてしまい、ただただ話を紡ぐことに集中してしまっては本末転倒になってしまいますから…。
作るというより、貴女とのやり取りのある生活をこの先も楽しみたい、そんな気分です。】
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