手早くその日の仕事も片付け、しおりからの報告を待つ。
物の数秒で既読こそ確認できたが、結局昨日の指示に、しおりからの返事はなかった。
しかし従わない、という選択肢がしおりの手元にはないことはわかっていた。
どこまで裏切りに近い、みほのその行為を見せつけられてもやはりそう簡単に切れるような想いではない。
とはいえ、本人を問いただすにも情報が足りない。
ともすれば、多少のリスクを背負ってでも、男との接触は避けられない。
そんなことまで考えているかどうかは定かではなかったが、少なくとも強い殺意を浮き彫りにするくらいの感情を抱いた男が相手だ。
そのまま放置するとは考えにくい、不本意な命令に従うことになっても、しおりは応えるはず。
男はそう考えていた。
ブーン…ブン。
「っと…噂をすれば…ってやつかな…。」
男は必要以上に交友関係を広げることを好まない。
SNSの通知など基本的にはないのだ。
言い換えれば、男のスマホが震えるとき、それは、みほあるいはしおりからの連絡であることを示す。
送られてきたのは添付ファイルのみでメッセージはない。
早速ダウンロードを試みるが、思ったより容量も大きく時間がかかりそうなことを知れば、内容の濃いものが見られそうだと早くも股間が反り返るほどに期待を感じる。
言われた通り、下着の紹介から始まった動画。
緊張か、興奮か…それとも恐怖か…、少し声や脱衣の為に衣服に触れる指先が震えているのが見える。
「良いじゃないか…。
本当に殺したいほどに殺意を感じている男へ送っていると理解しているのかな…。
これじゃただの変態だぞ…しおりちゃん…。」
乳首への愛撫に始まり、指示通りの下着越しのクリトリスへの刺激、はっきりと股間にシミを広げながら、さらにはあの時のみほ同様に漏らしてしまう始末…。
自分で指示をしたにもかかわらず、遥かに卑猥で変態的な痴態…溢れる雌の果てる姿に、気づけば男のは自らの手のひらにその欲望を吐き出していた。
「はぁ…はぁ…悪くないね…。
素晴らしいよ…しおり…。
本当は…、いや、君たちの中ではまだ気づいていないのかもしれないな…。
しおり…本当の君を満たす…「のも」きっとみほではない、のかもしれないよ…?
もし…、「それ」を君たちがお互いに理解したら…、また今までの二人に…戻れるかも…しれないね。」
そんな言葉はもちろん、しおりには届かない。
しかし、男がそんな言葉を口にするにも、根拠はあった。
そう…、送られてきた動画、ではなく。
いつものようにぬいぐるみが映し出す、寝入った後のしおりの様子だった。
あれほど凄絶な自慰動画を送りつけたわけだ…、その動画では何度かみほの名前は確かに出てはいた。
しかし、明らかに男に話しかけるように撮影されている…。
不本意、嫌々ながらにも、みほを思うことでごまかす…そんな体裁すらなく、はっきりと男を意識して撮っていた。
深層心理に深く刻まれた状態で、疲れ果てたように寝入ったその夢の中でも、おそらく相手はみほではなく男の事だろう。
そんな状態で、身体を震わせながら、時折漏れる喘ぎ。
男の想像は少しずつ、核心へと変わっていく。
二人の互いへの好意、友情、愛情は本物。
しかし、結局彼女たちは…雌だということを…、結局…みほを…しおりを言い訳にして…おかずにして、欲求を満たしているに過ぎない…ということを。
「みほをおかずにしておなにーするのは気持ちいいかい…?
しおりをおかずにしてするおなにーは最高かい…?」
PCから操作するラインでメッセージを作りながら、男は笑みを浮かべあざ笑うように呟いた。
『しおりちゃん…、とてもよく撮れているじゃないか…。
そこまでして、みほを取り戻したいかい?
健気だな…、本当に良い子なんだね君は…。
大丈夫…おじさんも約束は破っていない。
だって、無理やりじゃないんだから…。
だから守るよ、しおりちゃんがおじさんの言うとおりにできているうちは、ちゃんとね…。
さぁ…明日の…金曜日の指示だ。
少し細かくなるが、難しくはない…。
なぁに、おもらししちゃうくらい楽しめる君なら…簡単さ…。
基本的には同じだが、明日は授業中に限らなくていい。
その代わり、何度も撮ってもらう。
そうだね…おしっこは日に何回もするよね…?
それをその都度撮りなさい。
一回目の撮影の時に、下着の紹介をちゃんとすること。
でも、一回目の時は紹介をしておしっこをするだけ…オナニーはしちゃだめだぞ?
二回目以降だ。
そして毎回…、今何時です…そう付け加えるように。
君がいつ…おじさんのために動画を撮っているかわかるようにね…。
そして、君の、しおりちゃんの言うように、後ろから入れられるみたいにお尻を向けて、撮ってごらん。
お尻の穴も、おまんこの割れ目もはっきりを見えるように広げながら…。
くちゅくちゅくちゅくちゅ…腰をへこへこさせながら、恥ずかしいオナニーをしなさい。
そして気持ちよくイケたら…。
それから1時間は…ぱんつを履かずに過ごすこと…。
机の下でこっそりスカートを捲って、何も履いていない写真を送るんだ、いいね?
写真なら問題なくその場で送れるだろう…?
楽しみに待っているよ…それじゃあね…?』
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