「随分と怒らせてしまったような…困った困った…。」
しおりから感じる明確な殺意…。
少年少女が冗談半分で、殺す、だの、死ね、だの言うのとはわけが違う。
ぬいぐるみが拾った音声…映像…。
興奮は言うまでもなかったが…、なかなか有益な情報を得ることに成功していた。
その情報からみほについてわかったことがいくつかある。
ひとつめ…、みほは男の言葉から得た情報を大きく疑ってはいない、ということ。
それは、自身が同じような想いをしたことで、例のしおりの動画や写真の言動や表情がまんざらでもないことを自分の身体で実感したからだろうか。
ふたつめ…、事実無根ではあるものの、しおりが快感や興奮を独り占めしようとしていたと思っている、にも関わらずそこに関してはさほど不満には思っていないということ。
どちらかと言えば、男には見せたあの表情を、自分には見せてもらえないそんな嫉妬心に近い感情の方が大きいのではないだろうか…。
これは、「私が気持ち良くしてあげるからね…」という独りよがりな、一方的な行為に近いみほの行動からある程度推測はできた。
この二つから男は考える。
まだ、みほは完全にこっちになびいてはいない…ということ。
しおりの想いの強さ…今後の行動が、内容によってはみほを元いた居場所へと呼び戻せる可能性が残っているということ。
男は数分程度だが、映り込んだ映像…。
しおりの半裸の身体を見ながら再び考える。
幼いとはいえ…まだまだ熟れきってはいない…壊れきってはいない。
後戻りできない…、いや、後戻りする気にならない、状況に導くには、乱暴に壊すのではなく、
理性を一つ一つ、想いを一つ一つ、解体して砕いていかないといけない、ということを。
困った…とは口にしながらも、男の口元はにやけている。
同じ玩具ショップのアダルトコーナーでの二人の様子。
片や親友以上の女の子を守るために神経をすり減らし、折れそうな心をぎりぎりに保って笑った少女。
片やそんなこととは露知らず、守るため、を建前にしながら快感に溺れ、乱れた少女。
そんなあられもない姿をPC上で同時に上映させなら、男は怒張したモノ握っている。
血管を浮き上がらせ、ぐっと天を向くそれを、左手がそっと握り…ゆっくりと上下させながら。
右手はマウスを手に、興奮ポイントを探るように動画を小刻みにストップと再生を繰り返す。
「はぁ…、ん…ふぅ…。
私にはもう君たちがいない生活が…考えられないよ…。」
二画面で二人の少女…、それぞれに淫らな姿をさらす少女たち。
行為に、快感に溺れる格好に獲物と言えるみほ…だけでなく、こちらに対してこの上ない殺意を感じているしおり…を含めた…君たち…と男は口にし。
欲望を吐き出していた…。
男はスマホを手にする…。
おそらく落ち着いてはいないだろうみほへのライン。
『上手くプレゼントできていたね…偉いぞ…?
ちょっと喧嘩…しちゃったかな…?
戸惑っているんじゃないか…と思ってね…。
思ったほど、君としおりちゃんは同じ感覚では、いなかったのかも…しれないね…。
もっと学べば、変わるかもしれないね…。
気持ちよくしてあげるって…どういうことなのか…。
ひょっとして…下着広げた…あのしおりちゃんの表情に…、そんな表情をおじさんに向けたしおりちゃんに…嫉妬…したんじゃないか…?』
帰宅途中のみほのことなどは知る由もなかった。
しかしどう考えても不安定だろうと想像が難しくないみほに、追い打ちをかけるように男はメッセージを送りつける。
ただひたすらに快感を貪るだけではなく…尽くす…変態的な奉仕…を学ばせようとでもいうかのように。
一方でしおりの殺意…、狂気に満ちたしおりからのアプローチがそう遠くないうちにあるかもしれない…。
どうかわし、いなし、丸め込み…堕とすか…。
男の楽しい日々は加速度的に続いていく。
【素敵な歪み方をしてくれていますね…。
大丈夫かな…殺されないかな…、ちょっと心配です…(笑)
それぞれの思いがあって狂いそうになってる二人…。
不思議とこの男は地獄に堕ちるイメージしかわかないですが…。
今後の展開…、私も楽しみです。
余談ですが…、このスレと凄く良く似たベースのスレッドを見かけました。
よほど、貴女のレスを気に入った男性が、同じように興奮したくて作ったのかな…なんて、考えてます。
いつも小説みたいなレスをくださり、ありがとうございます。】
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