自らの穴という穴から溢れ出した体液に塗れ、絞れるほどに濡れた下着をあっさりと脱ぐと焦らすように見せつけ袋の中にしまうみほ。
まるで目の前の大人から一本取ってやったとでも思わせるように悪戯な笑み。
つい今この瞬間まで、身体を震わせながら幾度となく絶頂を迎えていたとは思えないほどの妖艶ともいえるその表情…振る舞い。
足取りもおぼつかない、ふらついた状態のまま衣服を整えなおすが、よく見れば不自然な雰囲気までは隠しきれていない。
しかしそんなことにかまう余裕も、そんなことにかまう気もないのだろう…。
そのまま、自らが垂れ流した水たまりの上を男に背を向けながらゆっくりと歩くみほ、そしてしおりと同じく、いや、しおり以上の時間を過ごしたそのコーナーの暖簾をくぐる。
その間際に振り返って見せた笑みは…、男も…しおりさえも知らない女の表情だったかもしれない。
「まったく…、とんでもない子だな…。本当に小学生か…?
そろそろ…楽しいだけの…気持ちいいだけの時間も…考えないといけないねぇ…。」
そんなよく言えば少し大人びた様子を見せたみほの背を見送れば、自分でも不思議に感じる言葉が自然と出ていた。
今までは、無邪気で素直な少女が壊れていく姿がたまらなく愛らしく、繊細なものに見え、この上ない興奮を感じていた。
しかし、「知らなかったもの」を「知ってしまった」ことで見える変化。
半強制的にとはいえ、精神的には大人の階段を登ってしまったみほに改めて感じるのは…。
また別の感情だったのかもしれない。
そして少しの時間をおいて自分自身もコーナーを後にする。
みほは言った…、みほが待っているところに来られたら、と…。
男とみほ、そしてしおりの中での特に意味合いのある場所…となれば、先ほどまでいたアダルトコーナー。
そして二人と出会ったフードコート。
意識のないしおりの身体をみほが初めて弄った奥通路にある目立たないベンチ、そして…。
「多目的トイレ…か…。
あの時…、目は合わなかったんだけどね…。感じたのか…、全部見られていたって…。
それとも深く考えず、知っていると思った…のか…。」
場所の確証はなかった。
ただ、完全に人目のあるフードコートはともかく。
奥通路のベンチ…は、そこを通ってから多目的トイレに向かえばいいだけの話。
「念を押しておくか…。」
徐にスマホを取り出すと、みほ宛のメッセージを作り始める。
『少しよるところがあるから、時間をくれるかな…。
大丈夫…、みほに必要なものを少し買いに行くだけだから。
誰が来るかわからない…、「鍵を締めて」待っているといい。』
「そこ」は、鍵が掛けられる場所…なんだろ…?
そう暗に確認でもするかのようにそんなメッセージを送ると、足早にいくつかのテナントを回る。
下着どころかワンピースまでしっとりと濡れたままのみほ。
そのまま返すわけにもいかない…、かといって、少女服を一人で買いに専門店へ立ち寄るわけにもいかない。
下着なんてもってのほか…、そこは我慢してもらうか…。
小さい寄りは良いだろうと、少し大きめのジャージを数点購入、悩んでいる時間もそんな気もなかった。
そして立ち寄ったのは、別の雑貨屋…。
ある思惑を胸に、数点の買い物。
それら全てが少し大きめの紙袋の中へと収められ、改めて例の場所へと向かう。
『今から向かうよ…。
ノックを3回、2回、3回とするから…。
そのノックをがされた時だけ…鍵を開けなさい…いいね…?』
「おや…?あれは…。」
みほの待つ多目的トイレに向かう途中…ふと目にしたテナントには見覚えのある顔が…。
頬を高揚させ…何やら楽しそうにアクセサリーを物色するしおりの姿。
「へぇ…、みほをデートに誘ったけど断られた…。でも嬉しい思い出のあるここへと…自然に足を運んでしまった…。そんなところか…。
次に君にみほが会うとき…、同じ気持ちで居られるかな…。」
幸か不幸か、男の存在にしおりが気づくことはなかった。
特にアプローチもせず、足早に例の場所へ…。
あの日同様、人の気配などまるでない。
鍵なんてかける意味などないほどに静まり返った場所…。
そこでみほが感じるのは…至福か…後悔か…愉悦か…絶望か…。
【やっぱり不満…出ちゃいましたね…。
ちょっと想像してました…まだ焦らされるのかって…思われるじゃないかって…。
今回は私の我儘でした、申し訳ない。
ただ…描き始めから弄りながらのつもりで描いてくださったんですね…。
描き始めから、投稿ボタンを押す瞬間までで…その青い下着のシミは…どれくらい広がったのでしょうか…。
描き始めてから終わりまでにどれくらいの時間を要したのでしょうか…。
どのあたりでその手は止まったのでしょうか…。
何より驚いたのは、この量の描写をスマホでされているということ…。
素敵な女性だ…、いつもお相手してくださって…ありがとうございます。】
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