どう考えてもみほのような少女が足を踏み入れるような場所ではない。
パッケージとはいえ、裸体を晒す女が四方八方からみほに視線を送る。
そして、絶えず流れるサンプルのDVDから止め処なく喘ぎが溢れ続けている。
そんな異様な空間に一人足を踏み入れるみほ。
カーテン手前の看板を目にする余裕はあっただろうか。
その目隠しが、最後の助けさえも呼べない、いや、偶然にも助かる可能性を0にしていることに気づいているだろうか。
少しずつ近づいてい来るふらつく足取りの少女。
そう遠くない距離に、何度も文字で辱めを与えてきた男が目に入っているだろう。
そしてその男は不敵な笑みを浮かべ、その視線は手招くようにみほを受け入れる。
「よく来たねぇ…みほちゃん。」
棚に寄り掛かる形でスマホを眺めていた男がゆっくりと身体を起こし、みほに声をかける。
「見せてもらったよ…今日のぱんつ紹介…。
ぐっしょりと濡れてシミを作っていたねぇ…。」
そう言ってスマホの画面には、先ほどみほが晒した下着…その中央のシミがはっきりと映った動画が流れている。
「あんなに人も多いところで…、何度もイって…気持ちよかったかい…?」
少しずつみほに近づいきながら壁に追いやっていく。
一番奥の角、客が誤って入り込んでも完全な死角。
「もう一度見せてごらん…、今度は生で…見てあげるよ…。
みほちゃんのおもらししたみたいな…えっちなぱんつを…。
そういってしおりちゃんとのやり取りも始まったなぁ…。」
しおりとのやり取りを重ねている風を装いながら、言葉巧みにみほとのやり取りを展開していく。
もはや、何が真実かを知る術はもうない。
男の言葉が真実でしかない…そう思う以外にないほどにみほを追い込んだ状況。
「でもねぇ…。おじさんから見せるように言ったわけじゃないんだ…。
しおりちゃんからなんだよ…。
見たいでしょ…?早く見て…って。
みほじゃなくて…私を見てよ…。って…。
震えていたよ…、今の君と同じさ…。エッチなお汁が太ももを伝ってね…。
まだ何も言ってないのに…彼女は、しおりちゃんをスカートを捲り始めたんだ…。」
息がかかる距離…、耳元に顔を寄せ、悪魔が都合の良い言葉をぺらぺらと…。
その言葉の一つ一つが、鼓膜を揺らす…脳を揺らす…理性を壊す。
「スカートを捲って…。
ぱんつにそっと指をかけて…、引き下げた…。
その時、くちゅって…おじさんにも聞こえるように、しおりちゃんのおまんこが鳴いたんだよ…。」
一切触れない…、みほの身体には触れない。
しかし、言葉が、みほの心を撫でまわす。
「見て…早く…お願い…見てよ…。もう我慢できない…。
何でみほなの…私を…もっと、見て…食べて…。」
男の言葉にはもはや真実はない。
全てが空想…虚実…卑劣な…嘘…。
「君にもあるんだろう…、このあたりに…。
痣が…、しおりちゃんが着けた証が…。」
そっと胸の上のあたりを撫でる…、はっきりとした場所はわからない…。
初めて触れる男の指先は、わからないなりにもみほの痣の位置を知っていた。
「さぁ…同じ気持ちになってごらん…。
食べてほしい…、そう言ったよね…。ハンバーガーのようにぐちゃぐちゃに…なりたいんでしょ…。
この可愛い唇も…ぷっくりした乳首も…トロトロのおまんこも…。
さぁ…見せてごらん…。
みほちゃんの欲しいものを…あげよう…。
君が欲しい物は…しおりちゃんじゃない…。
君が欲しい物はなんだい…?よく考えてごらん…。
ちゅく…んれろ…。」
ぬるっとした舌先が、みほの耳の縁を舐め上げれば、少し距離を置き。
みほの行動を待った。
【ありがとうございます。
興奮して先走ってしまう…、いつかおっしゃってた貴女の言葉の意味、今ならよくわかる気がします。
壊したい…けど、じっくりと…、葛藤ですよね…。
ずっと壊し続けたい…、という感じでしょうか。
濡れてほしい、イってほしい。】
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