(あえて視線を送り続けたまま、ゆっくりと席を移動する。
浮かべた笑みに気づいたみほだったが、それでもなお席を変わろうとはしなかった。
言い表しようのない不安感で、逃げたいにもかかわらず足がすくんで動けないことなど、男の目には映らず。
まるで、見られる事、撮られる事に興奮するタイプの女子だ…とでも勘違いされたまま。
その勘違いが、どう転ぶか…。
隣のテーブルに腰を下ろせば、みほ達の会話も聞き取りやすくなる。
他愛のない友達との会話、少し大人びて見えるしおりと呼ばれる友達の存在。
しかし、姉のような立場ではなく、やはり友達だということは改めて情報として入ってきた。)
ふふっ…。
(その何でもない話題に、時折笑みを浮かべて反応を見せる。
偶然、みほと男の間にしおりが腰を掛けたことで、しおりには気づかれない形でみほに視線を送ることが可能になった。
さらに都合の良いことに、間にしおりはいるものの、みほと男の直線上にはおらず
みほとはテーブルを挟んで対角線上に座っていることで、みほを盗撮する弊害にはならなかった。
合流してからの会話は当然、この後回る予定の予定の店舗についてだったが、
上の空状態のみほに、少し怒ったような声を上げるしおり。
話しかけられる言葉とは全く関係ない、暑い…という言葉で話を切り返すと、上着を脱ぐことになる。
しかしそれは、まだそこにしばらくいます、という意思表示にも見え、男は再び笑みをこぼす。)
可愛い服…着ているねぇ…。
そう言う服着てる子って、背伸びしたがるよね…。
君もそうなのかな…。
(何も聞こえない。
しかし、何か言いたげに見つめる男の視線が、混乱するみほの思考をかき乱していく。
驚いて少し警戒気味に座っていたみほが、少しずつほだされたように身体の力が抜け。
ぼんやりとした様子で、だらしなく足が開いていくようにも見えた。
男は、あえてみほにスマホをちらつかせて見せ、
録画モードを起動…。
そのままテーブルの下へと回す様子さえも全てはっきり見せるように動き、みほの股間の方へとレンズを向けて不敵に笑みを浮かべた。)
【何回も…嬉しいですね。
期待外れにならないレス、心がけていきますね…。
丁寧と言っていただけてうれしいです。
逆にテンポの早い流れが苦手で…、煩わしければみほさんのほうで時間を進めてもらえれば合わせますので。
よろしくお願いいたします。】
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