「…。」
娘の…佳奈の口からたびたび漏れる言い訳…。
もちろん、こちらが罠を張り、知らなかったとはいえその罠の所為で快楽の沼に足を踏み入れてしまったのだ。
仕方ないと言えば仕方ないかもしれない。
こちらから薬の所為…を言葉にし、佳奈にとって流されている自分を正当化できる材料を作ってみた。
それはそれで面白いとも考えたが、促さずとも佳奈の行為が淫らになっていくことを感じ始める。
まるでリップでも塗るかのように亀頭の先端から溢れる先走りを唇に押し付けていけば、その口は勝手に開く。
いや、と口にはしながらも…まるで押し込まれたかのような表情をしながらも…、その口を開いたのは佳奈自信だった。
嫌だと口にしながら顔を背けることも現状できなくはない。
そう、拒むのを諦めたに近い…そして、拒むことを諦める事…それは受け入れたと同義…。
キリっと怪訝な表情をこちらに向けては来る…しかし、それも、嫌々従っているフリ…なのだから…。
それが間違いではないことは、佳奈の行動を見ていればわかった。
きっかけは何であれ…動機がどうであれ…、父親のモノを口に含み…自ら舌を這わせ…唾液を絡ませていく行為はこちらが強いたものではない。
幼いなりに頭を回転させ…射精させれば落ち着くと思っているのだろう。
行為も段々と大胆に、激しさを増す。
イかせるために仕方なく必死になっている…と思っているのだろう。
しかし、それならシャツをまくり上げ…ブラをずらし…乳首を摘まむ…わけがないのだ。
押し付けていたはずのつま先…気づけば佳奈の方から押し付けられてきている。
「ん…ぁは…はぁ…。」
何も言わず、ただ娘の与える快感に身を委ねるような風を装いながらそっと髪を撫で、目をつむり…天を仰ぐように顔を上げる。
抵抗感を呼ばないように、腰はそれ以上動かさない。
そっと、髪を撫でる…優しく…、佳奈に…自分がしゃぶっている行為が、男を気持ちよくさせているんだ…そう強く感じさせるように。
男は確認したかった。
母親…奈津美に似た…奉仕に悦び感じるタイプのマゾ気質なのか…。
快感を感じていると知って興奮した、娘の次の行動を。
無理やり…仕方なく…、逃げられない…そんな悲劇のヒロインに酔うように喉奥まで飲み込むのか。
自分の行為が快感を与えていることに興奮し、よりアプローチの幅を広げてくるのか。
それとも、異常な状況下に興奮を覚え、少し離すように引いたつま先に、さらに自ら腰を押し付けてくるのか…。
控えめにしておいた薬の効果もそろそろ切れるころ…。
言い訳する要素を失った佳奈の次の行動は…。
【こちらこそなんだか変な返しになってしまってすいませんでした。
踊らされる…、間接的に佳奈さんのリアルに影響を与えているようなものですもんね…。
どうして素直に喜べなかったのか…、今となっては逆に不思議です。
スルーを歓迎するわけではありませんが、佳奈さんにとって刺さってるポイントが基本的に返事で戻ってきてると思っているので。
変な意味じゃなく、結果スルーなら、なんていうんでしょう次回以降の取捨選択というか、描写の参考にはなるので。
そこはお気になさらずです。】
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