最初に来るのは当然驚き。
しかしその驚き以後、次の言葉が発せられるまでには少しのラグがあった。
疑いか、確認か…、それとも回想か…葛藤か…。
齢十数歳の少女とは言え、許容を超える情報が止め処なく供給されれば思考は一時停止せざるを得ないのかもしれない。
実時間にしてほんの数秒、しかしその束の間の沈黙を男はまるで初めて娘の盗撮動画を見た時のように楽しめた。
「ちゃんと確認した…だって…?
それは、パパが佳奈が覗いていることに気づいていないことを確認したってことかな…?
つまり…あの日…佳奈はあの場所にいたってことだ…。
あんなにもえっちな汁で床にシミを作っていたのに…。
それでもバレてないなんて…本当にそう思っているのかな…?」
佳奈の脳内でもう嘘だとは思っていないだろう。
終わりを告げることなくループする自らの喘ぎ声…それも放尿に快感を感じながらの変態的な自慰行為。
そんな様子さえはっきりと録画…録音されていたのなら、夫婦の営みを覗いていることがバレていると考えても違和感はない。
そこに追い打ちをかけるようにそんな言葉を投げかけながら、雑に娘の股間をつま先で刺激すれば
脳内を犯され…、自らの喘ぎによって聴覚を辱められ…、股間を嬲られれば…、あっさりと解き放たれるようにリビング…そのカーペットの上に大きなシミを広げた。
気持ちの悪さから少し座りなおす形を取れば、ぐちゅ…ぐちゅ…。
カーペットに失禁を…放尿を咎められている気になりそうなほど、変態的に聞こえる水音が自らの喘ぎ声に交じって室内に木霊する。
「良い子だ…佳奈…。
しっかりと覚えなさい…これがパパの味だ…。」
その行動を後押ししたのは恐怖か…それとも刺激された雌の本能か。
震えながら恐る恐るその小さな口元、から伸びる舌先が激しく勃起し、先端から溢れるばかりに先走った液体を垂れ流すモノに触れていく。
生暖かく…唾液を含んだ佳奈のその可愛らしい舌先が触れると、びくんと応えるように脈を打つ。
そして言葉の代わりに、さらに溢れる先走りで反応を返していく。
「ママを返して…、そう言ったね…?
佳奈の気持ち次第では…、いつでも連れ帰ってあげてもいいと思っているんだ…。
そうだなぁ…。
佳奈のおしっこおなにーを…ママと3人で一緒に見ないか…?
ママも喜ぶだろうなぁ…。
それとも、パパのマッサージで気持ちよくなるだけじゃ飽き足らず…お部屋で裸より恥ずかしい恰好でおなにーしていた時の動画の方がいいかい…?
シャワーを強く出して、声をごまかしながら震えながら喘いでいた時のおなにーも結構好きだなぁ…。
ねぇ、佳奈…どうしようか…?」
脅し…とはまた違うのかもしれない。
念願の母の帰宅…、それは佳奈にとっての最後の希望。
母がいれば…、こんなことにはならないはず…きっと助けてくれるはず…。
しかし、男の放つ言葉が示すのは、母に知られる惨めな…恥ずかしい…自分の痴態。
母の帰宅は…希望なのか…?本当に…、既に崩れかかった思考を男の言動がさらにかき回していく。
「ゆっくりと…そう…。
竿の部分…握って…、ゆっくりと上下に扱いて…。佳奈の5本の指全部で優しく握って…しこしこしてご覧…。
そのままもう少し顔を近づけて…。玉の…袋があるだろう…右…左とゆっくり舐めながら…。
パパの足の間に入り込みなさい…、そして、玉袋の…付け根…。
お尻までの…そう…真ん中のあたりを…、ゆっくりと佳奈の舌でマッサージ…できるかな…。
おちんちんの先から…お汁が溢れてきているのを感じたら…それはきれいに舐めとって…。
竿から…先っぽまでを、涎を垂らしながら…佳奈の唾でどろどろにしながら舐めていくんだ…。」
男の言動は、佳奈に選択を強いている様でもあった。
自らの恥ずかしい行為を全てさらけ出してでも…母に帰ってきてほしいか…?
それとも、いつまで続くかわからない父との淫らな性活を…続けていくのか…。
薬…盗撮…、そして経験したことのない性的なアプローチ…男の感触。
僅かに残った理性に判断をさせはするものの…、その理性、常識…正常な思考はいつまで維持できるかわからない。
-選ぶといい…。
でもそれは…選択じゃない…、優先順位を決めるだけ…。遅いか早いかだけの話さ…。-
そんな合図でも送るかのように、ずぶ濡れの股間に密着した右足のつま先を、改めてぐっと押し込むと、敏感になり過ぎた肉芽を、下着でこすりながら押しつぶすような刺激となってしまう。
そして男は…少し振り返っていた。
…
……
………
「え…?佳奈…?えぇ…。もう13歳…ですからね…。
どうしたんですか…?急に…。
もしかして…私より佳奈に興味を…とおっしゃるんですか…?」
婚約…結婚、そして二人は夫婦、佳奈を交え、3人は家族になった。
しかし、年齢の差、そして職位…、経済面における生活水準の向上。
男のもたらす恩恵は大きく、妻となった後も奈津美の言葉は丁寧なままだった。
しかし、行為に及ぶ時に限ってはその言葉が崩れ…女…雌の部分を曝け出す。
そんなギャップを男は混んでもいた。
結婚の前後で、生活に大きな変化はなかった…と、奈津美は思っている…はずだ。
しがらみの中で必死に娘と生きてきた奈津美にとって、この男と出会えたことは40年近く生きてきた人生でずっと得られなかったものを、出会って数か月でまとめて手にしたようなもの。
もちろんそれは経済的に裕福になれたから幸せ…というだけではなかった。
男は紳士的でもあり、困っているときもただただ一方的に援助をするわけではなく、奈津美に最低限の自立を継続させながら必要に応じて、援助をしていた。
ただただ金を出すだけの男であれば、奈津美はそこまで惹かれることはなかったであろう。
厳しい環境下で生きてきた女は、やはり精神的にも魅力的な女だった。
男がもたらす恩恵のようなものに対して、奈津美は死ぬ気で尽くすことを誓っていた。
死ぬ気…というのは、過言ではない。
自分と…娘を地獄の底から救い上げてくれたこの男を…、言い過ぎではなくまるで神かのように敬っていたのだから。
発育が見え始めた佳奈の成長に触れた時の話だ。
乱れに乱れ終えた安らぎの時間のなか…。
全裸で、男の二の腕に頭を乗せ、嬉しそうに微笑みを浮かべたまま、仰向けの男に腋のあたりで小さく密着している奈津美は、驚きながらもあまり動揺した様子は見せずそう問い返してきた。
「あぁ…。君に似て、あの子もスタイルがいい…。それに何より、君と同じ匂いを感じるんだ…奈津美…。」
きゅっと腕枕にしていた腕を曲げて、奈津美の身体を抱き寄せるように。
そのまま柔らかいふくらみを撫でれば、小さく喘ぎながらその体を震わせる奈津美。
同じ匂い…?その言葉に不思議そうな表情を浮かべる奈津美に、男は続ける。
「女の悦び…を、強く求めるタイプだ…。あの子は…。
きっともう…おなにーも覚えているはずだ…。それは君も知っているんじゃないか…?」
そう問い返せば、奈津美は黙ってうなずく。
家事をしていれば当然その中に洗濯が存在し…、時折、尿とは違う液体が付着した下着を目にする、と。
それも日に日に頻度が増えてきている…と。
「あ、あの…。
英二さん…、その…。もし…。…でも、私を…。」
奈津美はもごもごとしながら、ぎりぎりの言葉を紡ぐ。
何が言いたいかは大凡わかっていた。
幾度とないアプローチの中で、奈津美にとって男はかけがえのない存在になっている。
娘の佳奈を蔑ろにする気もなければ…軽んじる気もさらさらない。
しかし、その時の奈津美の中では、佳奈以上に失いたくない人…という、親としてあるまじき思考になりつつあった。
続きを言葉にさせず強く抱きしめると、
「大丈夫…私にとって一番、ずっと君だ…奈津美…それは変わらないよ…。」
そう言って身体を起こし…奈津美に覆いかぶさるように身体を入れ換える。
潤んだ瞳、少し複雑な表情を浮かべるも、改めて微笑みを浮かべ奈津美はこう返した。
「それなら安心です…。私を、いいえ…私たちを…貴方の自由にしてください…英二さん。」
その言葉をしっかりと聞き入れると、唇を重ね…初めてと言えるほど強く…奈津美の身体を抱きしめると安心したのか…数分で眠りに落ちていった。
ゆっくりと体を起こし、半開きにしておいた寝室の扉まで足を運ぶ。
頭だけでのぞき込むように廊下に顔を出すと、うっすらと残った雫のあと。
気づけば緩んでいた口元…、それを指でそっと整えなおし、奈津美の眠るベッドへと帰った。
【嬉しい描写でした。とても楽しませていただきました。
せっかくの好意…、何かしら繋がりを持たせられればと思い描いてみたら、かなり長くなってしまった…。
読むのがしんどくなってしまったらすいません…。
一方的な都合で描いてますので、動機や母の性格等は変更可能です。
お母さんをご紹介いただいてありがとうございました。
ずっと佳奈の母、という表現を通していてよかったってすごく思いました。
もし気に入っていただけたら、上記同様後付けの都合の良い流れにはなるかと思いますが
母、奈津美が入院することになるまでを軽く描くのもありかな…と考えています。
ご一考いただければ幸いです。
といっても、エッチな描写にならない可能性も大いにあるので、お求めでなければ…ないで、本編に支障は出しませんので(笑)】
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