全てではないにしても、こちらにとって都合よく改竄された情報を鵜呑みにする佳奈。
義父、以上に、医者であるという部分に信頼が大きいのかもしれない。
しかし、今の佳奈にとっては、現状と合致しない真実より、言葉通りになっている嘘…の方が真実味があるかもしれない。
最近になって襲ってくる睡魔、身体の疼き…頻尿気味な状況…。
それが偶然始まった生理の影響だ、とすれば、そこまで不思議なことではない。
「アレのせいだよね…?」
と口にする佳奈。
おそらく生理の所為、そう言いたかったのだろう…結局は睡眠薬の所為なのだが…。
「あぁ…下半身に濃い血が回りやすくなっているからね…。脳への酸素が足りなくなってぼーっとして眠くなることが多いんだ…。
っと…、慌てないで、行っておいで。」
もはや何も言わずとも、トイレに行く…ことがわかり始める。
自慰の頻度…習慣、そして排泄の習慣まで、全てが忌まわしき変態、卑劣な義父の手のひらの上。
トイレに入ったのを見計らって…自分も扉の前に。
スマホを眺めながら、音ははっきりと個室内から聞こえる生の声を楽しむように。
異常な性癖…、娘の排泄を覗きながら、快感に震える様子を見て勃起し、興奮する父親。
リビングに戻ってくる佳奈の表情は朱色に染まっており、少し汗を滲ませている。
「おいで佳奈ちゃん…少しストレッチをした方がいい。
身体が固いと、生理が長引いてしまったりするから、あんまりいい状態とは言えないからね…。
ほら、私の前に座りなさい。」
ソファの座面に凭れかかるようにして、床にそのまま腰を下ろすと、足を広げ。
その間に座るように佳奈に言葉をかける。
薬の影響でどの程度全身が敏感になっているかも確認したいとは思っていた。
実際手を出したのは睡眠薬が色濃く作用している熟睡状態のときのみ、そろそろ目を覚ましているときの反応も確認していきたい。
遠慮がちに目の前に腰を下ろす佳奈の肩にそっと触れながら、ゆっくりと指圧していく。
「おしっこはたくさん出ているかい…?
しっかり出ていないと、熱も冷めないからね…。
あと、ウォッシュレットを使ってしっかり綺麗を保つように…。
いつもより少し長めに使うといい…、ちゃんと使って…おしっこの穴はきれいにできてるかな…?」
普通に考えれば父が娘に掛けるような言葉ではないが、少しずつ思考回路が歪み始めている佳奈。
そして、不安を感じても頼る相手が一人しかいない佳奈にとっては、変に疑った返事を返す方がのちのち気まずくなるかもしれない。
肩から背中…そして、腰と揉みながら、足を伸ばした状態で広げさせると、ゆっくり体重をかけて股関節を伸ばすようなストレッチも促していく。
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