思った以上に媚薬成分の効果が強く出ているように見える。
無意識に身体が快感を求め始めているようにも見え、それを理性が辛うじてセーブしている、押しとどめているという感じだろうか。
なんとか気力を振り絞って抗おうとしているのか、何度首を振り、雑念を振り払うかのよう。
その光景は若干滑稽に見えたが、まだ抗える気力があることに少しの残念さを感じてはいた。
「構わないよ。
ママのいない朝なんて滅多にないからね、まだ気持ちと身体が追いついていないのかもしれないな…。
入れてあげるのはホットミルクじゃない方が良かったかもしれないね。
さ、冷たい水だ…。
汗もかいているようだし、少しこれで熱を冷ますといい。」
催淫剤を溶かした水を、氷で冷やしできる限り無味の状態で喉を通るように工夫していた。
じわりと滲む汗を見る限り、しっかりと成分は浸透している。
もう少しのところか…。
特に身体の中でも敏感なところへの作用。
そして、人目を気にする環境でなくなりさえすれば…、あるいは…。
「義父さんは、少し2階で洗濯物を干してくるよ。
佳奈ちゃんは、ゆっくりしてるといい。
少し不安もあると思うが、二人で助け合って、頑張ろうね。」
ほほ笑みを浮かべながら、少し敏感になっている体にあえて触れるようにそっと肩を撫でて、一度その場を後にした。
もちろん、ポケットにはスマホ。
リビングには数箇所、カメラを仕込んである。
【ご配慮ありがとうございます。
よろしくお願いします。】
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