「それでは私は仕事にかかりますので…」
アレクは、サリーナを寝室へ送り届けた…ドアを閉めたその場でサリーナから渡された布袋を再び覗き込んだ。
(まさかレイウスがサリーナに金を毎月送っていたとはな…気づかなかったぜ…)
辺境の地で ほぼ缶詰め状態の暮らしを強いられるためにアレクは大凡フローレンス家の使用人の何倍もの給金を貰っていたが、サリーナが差し出した金貨はそのひと月分ほどある…
伝染するかもしれない病気で疎まれたサリーナに対して、フローレンス家の財産から公式に支出されたものではなく、レイウス個人のポケットマネーから出されたものであろう…
金を使うことのないサリーナの元には彼女が言うように貯まる一方なのだろう…布袋いっぱいの金貨はそのほんの一部に違いない。
改めてフローレンス家の財産の莫大さを思い知らされたのだ。
(俺とサリーナは形式的には正式な夫婦…もしレイウスから預かった薬が効いてサリーナの病気が治ったとしら…その時サリーナが俺ナシではいられない身体になっていたとしら…愛する娘の病気が治り、その娘に俺がいないと…と懇願されたら父親としては認めざるおえないだろう…そうしたらフローレンス家の財産は全て俺のものに…クククッ…レイウスへの仕返しも兼ねてサリーナを玩具にしようと思っていたが…楽しみが増えたぜ…)
無知なサリーナを騙し玩具にして遊ぶだけでなくフローレンス家の財産まで手に入れようと思い立ったアレクの邪悪な笑みをサリーナは知らない…
(さてと…サリーナは言われた通りオナっているかもしれんな…ちょっと覗いてくるか…)
心に邪悪な欲望を秘めたまま、アレクは屋敷の掃除など仕事を進めていた。
こういう部分で手を抜いては、これまで計画的に培ってきた信頼をなくす事になると、仕事をキッチリこなすところはアレクの抜け目のないところだ。
大方の仕事を終えたアレクはサリーナの寝室へと向かった。
ととその時、サリーナがアレクを探しに姿を見せたのだ。
歩くたびにそよぐ金色の長い髪は後ろにひとつに束ねられ普段とは違う雰囲気…気品溢れたお姫様然としたものではなく活発な感じのサリーナも見惚れほどだ。
「ど、どうかされましたか?サリーナ様…」
近寄るサリーナに声をかけたアレク…窓から差し込む陽の光がロング丈の羽織り当たり身体のラインか透けて浮き上がる…羽織りの下は全裸なのだろう…
以前では考えられないことだった…いくら信頼を寄せるアレクとて、ここまで無防備になったのは肌を重ねた結果なのだ。
(そうか…ローターやクリ吸引器でオナってもイけないってか…クククッ…マジで言う通りに…)
アレクの言う通りに道具を使っても昨夜のように気をやらないというサリーナ…恥ずかしそうにしながら相談する様子にゾクゾクしたものを感じた。
「それでは…お手伝いしましょう…」
サリーナは、その場で羽織りをはだけるとローターを乳首にあて吸引器をクリトリスにあてがった…スイッチが入ると身体をビクつかせる…そんなサリーナを抱きかかえるようにしてアレクはサリーナと唇を重ねた。
サリーナから舌を差し入れてきたが、主導権はすぐにアレクが取りサリーナの口腔内をアレクの舌が蹂躙する…
道具では気をやれないとサリーナは言ったが、実のところ気をやる寸前にまで昇り詰めていたが、オナニー未経験のサリーナにそれが分からずにいただけ…もう少し続けていたら気をやったはずだったのだ。
サリーナはアレクとの舌を絡めるキスが決め手となったと思い込み、アレクの眼の前で絶頂を迎えた…しかもちゃんと言いつけを守り「イきます!」と声に出して…
「ちゃんとイけましたね…こうして少しずつ慣らしていきましょう…お手伝いならいつでもしますから…」
身体の力が抜け崩れ落ちそうなサリーナを抱きかかえアレクはそっと耳元で囁いた。
「サリーナ様…私からもお願いが…サリーナ様が気をやられるところを見て…私も興奮してしまい…こんなになってしまいました…2度目の摂取もありますし…サリーナ様のお口でしてもらってもよろしいでしょうか?」
アレクはだらりとなったサリーナの手を取り股間に導き耳元で囁いた…
『ありがとうございます。2つ続けてとは思わず、最初は気づきませんてした。
長々なんて…とんでもありません。読んでいて興奮しました。
忙しい時は仕方ありません…気になさらずに…』
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