「さて、とりあえずやってみましょう…。今朝はうまく出来ませんでしたが、道具を使ってみれば出来るかも…。」
(昨日は汗のせいか下着がぐっしょり濡れてしまいましたし、全部脱いだ方が良さそう…。)
自室に戻り、衣服を全て脱ぎ、完全な全裸になるサリーナ。湯浴みを終えたサリーナに用意されていたのは、シースルーの黒下着。卑猥な下着もまた、畳んで傍に置かれている。
昨夜は汗もたくさんかいたため、瑞々しい金の髪を紐で結えて、一本のポニーテールに纏めた。
「ローター…、これを乳首に…?…っ、んっ、ぁんっ!」
気持ちがいいところに当てる、と聞いたが、具体的には…とアレクから聞き取りしていた。ローターのスイッチを入れ、乳首に当ててみると、勝手に声が出て驚いた。
「こっちのやつはクリトリスに…、すっぽり穴に入るようにあてがって…。えっと、スイッチを…。……っ、ぉっ、ぅっ、ん゛ぅっ!!」
スイッチを入れた瞬間、クリトリスが吸引され、剥き出しになった肉豆が内部のブラシで擦られる。
ビクンッと身体が震え、身を縮こませながら小さく呻いた。
(道具ってすごい…っ。昨日のアレクにされているみたいで、勝手に身体が動いたり、声が出たり…。これならイケのかも…っ)
左手でクリトリス吸引機を抑え、右手でローターを乳首にあてがう。
機械的な一定のリズムで乳首とクリトリスを責められるが、経験が薄く、自己を慰める技術もないサリーナにとっては効果覿面で、歯を食いしばりながら自慰を続ける。
気持ち良いし、膣や子宮が熱を持ちはじめ、蕩け出しているのを自覚し始めているが、イきそうになる昨夜の感覚はない。
「ぁっ、んん…っ、ぅっ、んぁっ、ぁ…っ、ぁ…、何が足りないのかしら…。イく感覚がうまく掴めないですね…。」
(一度道具でイけたら感覚が掴めそうなのですが…。下腹部が熱くなってきて、ジワリと汗が滲む感じは、昨夜舌を絡ませた夫婦のキスをした時と似ています…。アレクに相談してみましょう、ちょっと恥ずかしいけれど…、昨夜のこともあるし、今更ですね…)
一旦ローターと吸引器を止め、ロング丈の上着だけ裸の上から羽織り、掃除をしているはずのアレクを探す。
すぐ側の廊下で見つけたアレクに声をかけると、布一枚だ羽織っただけの全裸で、普段は見ないポニーテール姿のサリーナを見て驚いた様子。
「あの、こんな格好でごめんなさい…。先ほどまで自分でやってみていたのです。気持ち良いし、昨夜のようにビクビクしてくるのですが、どうもイくことができず…。お腹の下が熱くなってきて、ぎゅっと子宮が縮むような感覚は、アレクと夫婦のキスをした時と似ているのです。ひょっとして、キスをしながら道具を使ってみると、イくことができるのではと…。こんなことでお掃除の邪魔をしてしまって申し訳をありません…。」
自室では、絶頂に至ってはいないものの、7分くらいには昂っており、発情した脳で『キスをしながらなら』と考えたが、廊下の冷たい空気に触れ、次第に理性を取り戻し始めたサリーナ。
とんでもないお願いをしてしまっていることに気がついたが、アレクに快諾され、先ほどのように吸引器とローターをあてがった。
身を少し屈めたアレクに、目を閉じて唇を重ねる。舌を自ら差し込んだところで、スイッチを入れた。
「んっ、んんっ、ちゅっ、んっ、ぁっ、ぁむ…っ、ん…っ!」
(気持ち良い…っ!先ほどとは比べ物にならない、全身から力が抜けて、倒れそう…っ!)
舌を差し込んだものの、簡単にアレクの主導権を取られ、口内を蹂躙される。
なすがままに口を犯されながら、乳首とクリトリスは機械の愛撫を受け、たちまち絶頂へと登り始めた。
「んっ、ちゅっ、んん…っ、ぷは…っ、イっ、イきますっ!アレク、イくっ、イきますっ!…んっ、んぁっ、ああっ!!」
アレクにマナーと教え込まれた、絶頂前の報告のため唇を話し、アレクの目の前で身を震わせて絶頂する。
ぎゅっと全身の筋肉が縮こまり、過剰なほど内股となって、廊下にサリーナの甘い声が木霊する。
そのまま倒れてしまいそうだったが、アレクに抱きしめられ、腕の中で恥ずかしそうに俯いた。
「はぁっ、ぁっ、はぁ…っ、イ、イくことができまひた…。ぁ、っ、この感覚を忘れず、一人でも出来るように頑張ります…。」
腕の中のサリーナの身体はしっとりの汗をかき、太ももまで垂れた愛液の雌の匂いが混ざった、健康的な甘酸っぱい香りを漂わせていた。
【長々とごめんなさい。今週はなかなかお返事できなさそうで、今のうちにたくさんお返ししようと…】
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