(フフフッ…お母様のようにか…すっかり信じこんでやがる…)
丸一日馬車を走らせたことで、ゆっくりと湯に浸かり疲れを癒やしたいところだったが、アレクはシャワーのみで汗を流した。
寝室でサリーナが待っているのだから気が急いていた。
シャワーを終えると全裸の上にバスローブだけを羽織り、大きなバックと小さな箱を抱えてサリーナの寝室へと向かった。
「お待たせしました…」
サリーナはシルクのネグリジェ姿でベッドの上に座っていた。
サリーナ自身が言っていたように体調がいいのか、いつもの真っ白な顔にほんのり赤みがさしていた。
今日からこの絶世の美女を好き放題できるだと思うとアレクの顔は自然と緩んだ。
「先ほども話しましたが、街はたいそうな賑わいで…これは最近、街で人気のお菓子だそうで…これは明日のお茶の時間にでも食べてみてください…」
アレクが渡した小さな箱を開け、中を覗き込んだサリーナは「わぁ~!」と声を上げで喜んだ。
サリーナは小さな箱をベッドの枕元の台に置くと、大きなバックへと目を向けた。
「あっ…これてすか?これも皆サリーナ様のために買い揃えてきたものです…」
アレクはバックを開けると、中の物をベッドの上に並べていく…
「サリーナ様から下着をと言われましたが、いいタイミングでした…サリーナ様は「妻」となられたわけですから、これまで身につけておられた下着ではなく、「妻」用の下着を身につけねばなりません…」
嘘を口元にしなこらアレクが並べる下着やネグリジェ…これまでのサリーナのものとはまるで違うもので、スケスケの生地でできた物やカップのないプラ、股割れのショーツなど…次第にサリーナの顔は恥ずかしさから赤く染まりはじめた。
「これらは夫なった男にだけ見せるもの…こんな恥ずかしい物を身につけた姿を他人には見せてはならないという決心を具現化したものです…」
サリーナは、これらの物を自らが身につける姿を想像しているのだろう…真っ赤になりながらも「はい…」と頷いた。
「それと…こちらの物は…サリーナ様が望まれた「女の悦び」をお教えするためのもので…使い方は後々お教えします…」
サリーナが初めて目にする物ばかりで、何に使うのか全く見当がつかない様子…それでも興味深そうにひとつひとつ手にとっていく…
「それでは…まず、これらの中から1つ選んで着替えていただきます…私はベッドの上の物を片付けますのて…その間に…」
アレクは、ベッドに並べた物を片付けながら、ワザとサリーナから目を逸らせた。
サリーナきどんな物を選び、その身につけるのか…楽しみで仕方なかった…
※元投稿はこちら >>