(思ってたより時間を食っちまったな…)
アレクは馬にムチを入れ馬車を走らせていた。
レイウスへの報告を終えた後、買い物のため店をまわった。
サリーナから頼まれた物…甘味は街で有名な店で簡単に手に入れたのだが、時間がかかったのは、その他の物にだ。
下着とネグリジェはサリーナからも頼まれていたが、元よりアレクは「妻」となる女が身につけるものだと嘘をつき卑猥な物をサリーナに着させるつもりでいた。
基本白を基調にレースがふんだんにあしらわれていたり宝石がちりばめられていたりするサリーナの下着に対してアレクが選んだのは、真っ赤や黒などの原色で、カップレスブラやオープンクロッチのものであったり、ネグリジェもスケスケの物やミニのベビードールなど…男を喜ばせるためだけのものだ。
加えてサリーナを調教するための道具類…巨大な浣腸器やアナルビースなどの尻の開発に使うものから、異国の玩具類…これらは高価な物だったが、レイウスからサリーナのためと今回多めに頂戴した金で買い漁った。
まさかレイウスも娘のためにと渡した金が卑猥な下着や調教道具に使われるなどとは思ってもいないことだろう…
(道具も揃ったし…楽しみだぜ…それにアレは予想外だったな…まさかサリーナの病気が治るかもとは…)
馬車を走らせながらアレクは胸の内ポケットを握りしめた…そこにはレイウスから渡された薬が入っていた。
~~~~~~
「それほ本当てすか!?この薬でサリーナ様のご病気が治るのですか?」
レイウスへサリーナの様子を報告した時こと…
レイウスから新しい薬を渡されたのだ。その薬は東洋に古来から伝わる秘薬だそうで、レイウスが大金をはたいて手に入れたという…
100はないが、この薬てサリーナと同じ病気を患っている者が回復したというのだ。
「もしそれが本当なら…サリーナ様もきっとお喜びになられるはず…帰ったらすぐにサリーナ様にお伝えします…」
そう答えてアレクに対してレイウスは、薬のことは黙っているように命じた。
病気が治るかもしれない…そんな期待を持たせた挙げ句、万が一にも薬が効かなかったとしたら…サリーナは期待した分、より大きな絶望を味わうことになり、レイウスとしてはそれだけは避けたかったのだ。
「わかりました…では薬のことはサリーナ様には内密に…薬の効果…あることを祈ります…」
~~~~~~~
(この薬で病気が回復に向かったら…サリーナはきっと精液を飲み続けたのが良かったと思うに違いない…クククッ…)
サリーナの思わぬ申し出からはじまったことがアレクにとっていい方へいい方へと転がっていく…アレクは誰はばかることなく声を上げ笑った…
※元投稿はこちら >>