(昨夜はもう一回くらいサリーナに扱かせてやるつもりだったが…まぁ…仕方ないか…あんまり無理をするとな…)
アレクは、まだ東の空が暗いうちに起き、出かける準備をしていた。
夫婦の契と初夜の儀式…病気のサリーナには体力的にキツかったようで、アレクのもくろみは空振りに終わってしまった。
とはいえ、精液を飲むと身体にいいという嘘をあっさり信じ込み、明日からは毎日アレクの精液を飲むことになったのは予想以上の事の運びだった。
「サ、サリーナ様…こんなに朝早く…ゆっくりお休みになって頂いて構いませんのに…」
準備を終え出かけようとした時、サリーナに声をかけられた。
今までは見送りに出たことはなかったサリーナ…愛しあった末の夫婦の契を結んだ訳では無いが、サリーナなりに気を遣ったのだろう…サリーナのアレクに対する信頼は主と従者の関係以上のものになった証ともいえた。
「私か居ない間は戸締まりをちゃんとして用心してくださいね…なるべく早く帰ってきます…馬を飛ばせば今夜のうちに戻れると思います…」
これまでのアレクは、レイウスに報告に出かける際、朝早く屋敷を出て次の日の昼前に戻っていた。
今の屋敷とレイウスか視察に訪れる港街は実際のところ半日足らずの距離にあり、報告を済ませすぐに戻ればその日のうちには帰ってこられた。
たが、レイウスからサリーナのめんどうを押しつけられたと思っているアレクには、この時が唯一羽根を伸ばすチャンスだったのだ。
レイウスへのほうを済ませたあと、港街一番の娼館て何人もの娼婦をはべらせ溜まった鬱憤を晴らすのだ。もちろんそれはレイウスから預かったサリーナのための金を使って…
今回は、レイウスへの報告の後、買い物をして帰るつもりだった…港街一番の娼館の女など比較にならないほどの美女か待っているのだから…
「では…行って参ります…あっ…そうだ…」
馬に乗りかけたアレクは、何かを思い出したようにサリーナの元へ…
「実は…昨夜の夫婦の契のことで…」
アレクは少し言いにくそうにサリーナに話しかけた。
「初夜の儀式の時に気づいたというか…思い出したんてすが…サリーナ様の…その…下の…毛のことです…本来なら契を結ぶ儀式の前に処理しておかなければならなかったのてすが…急なことたってので私もうっかりしておりました…妻となる女性は下の毛を剃り落とさなければならなかったのです…アレは不浄のものとされており…てすから…私が出かけている間にでも綺麗に剃り落とし神に失礼をお詫びください…それで神はお許しくださると思いますので…では…」
サリーナに頭を下げ馬に飛び乗り走り出したアレクは、えの邪悪な笑みを満面にたたえた。
「これで帰ってきた時は、サリーナはパイパンになってるはず…あの綺麗なまんこに毛は邪魔だからな…クククッ…」
おはようございます。多分次は夜になってしまうと思うのてすが、レイウスとの場面も入れていこうかと思っています。
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