「ん…っ、ぅっ、ん…っ、痛かったらいつでも言ってくださいね…。慣れないことでして…」
右手を使ってペニスを上下に擦り上げ、次第に疲れてきて、吐息も荒いものに変わっていく。
細腕を使ったこの拙い動きは、サリーナにとってちょっとした運動であり、額に汗が滲み出す。
「は、はい…っ?えっと、このくらい近づいても…?」
(先っぽから出るのかしら…?真っ赤になってて痛そうなのですが、アレクは平気なのでしょうか…?)
赤く腫れ上がっているようにも見えるペニスだが、すでに射精寸前であるペニスの様子であるとは知らず、アレクの呻き声も相まって、本当に苦しいのだと勘違いし、すぐに手を止めた。
「ア、アレク?やっぱり痛いのですよね?患部も様子がおかしいですし…。え、き、気持ちいい…?続けた方がよろしいのですね…?」
右手の中にある肉棒は赤く腫れ上がっていて、熱を持ち、尋常ではない様子。
しかもアレクが呻き声をあげたとなると、中止すべきだと考えるが、アレクに諭されて渋々続行する。
ペニスの先をじっと見つめながら手淫を再開したところ、勢いよく白く濁った液体が飛んできて…。顔や唇、髪や胸元まで弾けるように飛んだ精液に驚き、一瞬の間が空いて悲鳴をあげた。
「…ひゃぁっ!!な、な、なんですかっ!?熱い…、変…、不思議な香り…、これは一体…?」
強い濃厚な雄臭い匂いを放つ液体が顔面に付着し、少しパニック気味にアレクに問いかけるが、それが「赤ちゃんの種」だと聞き、少しだけ落ち着く。
「これが例の…。これと私の卵が合わさると、子ができるということですか…。やはり、人の誕生とは、人智を超えた神秘的なものなのですね…。」
一般に精液といえば、汚く思う女性も多いが、『赤子の種』と認識しているサリーナはむしろ興味の対象であり、細い指で顔の精液を掬って観察するように見つめる。
(プルプルで…半固形…?臭いもキツい…、妙にクセになるような不思議な香り…。この液体から赤ちゃんができるというのは、にわかには信じられないですが…。それはやはり神の所業、と言ったところなのですね…。)
顔を汚されたまま、手のひらに集めた精液をジッと見つめ、匂いを嗅いでみたりして真剣だが、アレクからしたら非常に滑稽な様子
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