なんの用途なのかもわからず、固まったまま見ていたが、アリスの指示が聞こえなかった。
ピシャッという音により、やっと我に帰り、言われるがまま四つん這いとなって、背中を反らせてお尻を持ち上げる。
「…え?い、いや、それは…。」
聞き間違えかと思ったが、そうでなかった。
尻肉を広げろ、なんて、できるはずもなく。
しかし、顔のすぐ横の床に向かって、ムチが風切り音を鳴らしながら振り下ろされ、ビクッと身体が震えた。
間近でみるムチは痛みを、より想像させ、恐怖をリアルにした。
自ら両手で左右の臀部を掴み、丸みを帯びた肉を左右に広げる。自分では精一杯と思ったが、「もっとだ」とアリスに言われ、さらに限界まで広げると、薄く色素が沈着した肛門がぱっくりと現れる。
「ひゃああっ!?な、なにを…っ!?」
お尻の穴はただの排泄のための器官。
そんなところを舐められるとは思ってもいなくて、ダーウェルの舌が這った瞬間、悲鳴をあげて、鳥肌がたった。
あまりに悍ましい行為に身体を前に這わせて逃げようとするが、アリスの鞭はそれを制止する。
(なぜ、こんな…。)
尻穴を晒すなど初めての体験で、舐められるのも当然初めて。
溢れそうな涙を堪えつつ、唇を噛んで屈辱に耐えていた。舌の刺激に反応し、キュッ、キュッと尻穴は締まるが、唾液によって少しずつほぐされていく。
「い、嫌ぁっ!?そんなところっ、やめてくださいっ!!」
頑張って耐えていたものの、舌が少し中に入り込むと、さすがに大声で悲鳴をあげた。
あまりに長い時間に思えたが、アリスの言葉で舌が肛門から離れる。
信じ難い体験ではあったが、これは序章にしか過ぎなかった。
ダーウェルが離れても、まだお尻を舐められている感覚がして、落ち着かない。
そこに、プツッとなにかが入り込んできた。
「えっ?」
丹念にほぐされたアナルは、容易に異物を飲み込み、浣腸器の先端を根本までしっかり咥え込む。背後で何をされているのかわからず、小さく疑問の声を上げた瞬間、ズズズ…と下腹部に冷たい液体が入り込んできて…。
「嫌っ、嫌ぁっ!!やめてっ、やめてくださいっ!!アリスさんっ、助けてぇっ!!」
無駄だとわかっていても、同性のアリスに助けを求めてしまう。
あの大きなガラスの筒は巨大な浣腸だったのだ。それを理解すると同時に、この後のことも容易に想像できてしまった。
同じ女なら、この恥辱がわかるはず。
しかし、アリスの返答はムチの威嚇だった。
大量の液体だが、一気に入れると腸を傷つけるため、少しずつ中に注がれていく。
だからこそ、リズベットは浣腸の感覚を長く味わうことになり、無意識的に、浣腸から逃れるために、身体が前に動いてしまった。
ペタペタ…、両手足が一歩ずつ前に出た時、バチィッと強い衝撃が走る。
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