「サリーナ様…少し緊張されておられるようですが、大丈夫ですよ…私がついていますから…」
アレクがメイサの部屋を訪ね、ヴァレンシュタイン家の秘技をサリーナへ伝える事を求めた日の夜、アレクはサリーナと共にメイサの部屋へと向かっていた。
メイサの侍女が使いとしてアレクとサリーナの部屋を訪れたのは夕方近く…アレクからの申し入れがあって数時間しか経っていない。
アレクの要請に対して余りにも早い反応だった。
母から娘に伝えられるヴァレンシュタイン家の秘技は、お茶やお花、ダンスやマナーなどの花嫁修業のひとつであるが、立地故の貧しいヴァレンシュタイン家にとっては家を存続させる重要な意味を持つ。
「道具」として男根を生やした人形や男根を模したディルドを所蔵しているが、フローレンス家には、そのようなものがあるはずもなく、それを承知の上でアレク自身が、その「道具」の役を買って出たわけたが、そのことがメイサの思った以上の早い決断となったのは言うまでもない。
メイサがサリーナに伝える秘技の数々は、言葉ではなく実践が基本…メイサが模範を示しサリーナか見て真似て学ぶ。
つまりメイサには、サリーナに教えるという大義名分があり、模範という名目でアレクの…久しくお預けだったペニスを味わえるということだ。
それが僅か数時間で答えを出したメイサの本音だとアレクは気づいていた。
「メイサ様…サリーナ様をお連れいたしました…」
2人を迎え入れたメイサの顔は、少し赤らんでおり、それはサリーナも同じで、自分同様に母メイサも気恥ずかしい気持ちがあるのだと勝手に解釈したのたが、アレクの目には「待ち切れない」という想いが有り有りと見て取れた。
「サリーナ様…私は、これから人形に徹しますので…頑張ってくださいね…」
そうサリーナを励ますと裸になりベットに横たわった。
(さて…待ちに待った時間だ…楽しませてもらうとしようか…)
「それじゃあ…はじめましょうか…サリーナ…ドレスを脱いで…」
メイサは、サリーナをそう告げると自らもドレスを脱ぎ捨て下着姿になった。
サリーナは、いかにもというような純白のシルクの下着に…メイサはサリーナと真逆の宝石が散りばめられた真っ赤な下着だった。
(気合い入ってるじゃねえか…クククッ…やる気満々ってか…そういえば離れの館にいた時、人の妻となったら絶対他人には見せられない下品な下着を着るものだと嘘を教えたな…奇しくもその嘘をメイサが本当の事にしてくれたってことだな…)
メイサが身につけている下着は、離れの館でアレクがいかがわしい店で買った下品なものとは全くの別物で高価なものではあったが、大凡公爵夫人が身につけるものではなく、高級娼婦のもののようであり、只々アレクの気を引きたいがためのものだった…
遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。
アレクとサリーナの物語もあと僅かですが、よろしくお願いします。
相変わらずお忙しいようですね…お身体にはお気をつけください。
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