「あの方が例のアレク様ですって…」
「サリーナ様がおっしゃっていたとおり、凛々しくて男らしい方ですね…」
酒宴が開かれた中、多くのメイドたちが働く中、コソコソと内緒話をする者たちも多かった。
サリーナは体調維持のために城内を散歩することが多く、メイドらともよく世間話をする。
その際に語ることの多くはアレクの話であり、サリーナの目に映った、まるで物語に登場する王子様のようなアレクは、多くの時間を城内で過ごすメイドたちの好奇心をくすぐった。
目つきが鋭く、どちらかというと怖い顔に分類されるアレクであるが、意図しないサリーナの広報活動によって、「凛々しくてかっこいい」とされていた。
それはレイウスにおいても同じであり、アレクが頼まなくても
「アレク、これはお母様の故郷の領地で獲られたお魚だそうです。ふふっ、いつか二人で行ってみたいですね」
アレクの困惑をよそに、サリーナはやけに楽しそうにして機嫌が良い。
それもそのはずで、アレクとの結婚にはやはり否定的であったレイウスが徐々に心変わりし、今では「娘婿」と呼ぶほどになったからであり、関係を認められたことが嬉しかったのだった。
そのようにしてアレクに話しかけ続けているサリーナは、グラベルからの視線には到底気が付いていない。
ドレスの裾から伸びる御御足、コルセットでより凹凸を強調された胸元…、かつて自らのモノを嬉しそうに咥え込んだ潤いある唇…。
至近距離でこちらを見つめる大きな瞳や、舌を絡ませた時の甘い唾液。弾力ある柔らかさの乳房は張り詰めた果実のようであり、今でもあの日の感触が手に残っている。
そして、なんと言っても挿入した時の感動や背徳感は一生忘れられないだろう。
アレクがいない間、何度もサリーナを私邸に呼んでしまったことは仕方がないこと。
最も、薬が盛られていないサリーナは、 酔いはすれど、あの日のように酩酊することはなく、悶々だけ募っていたが。
視線を送るグラベルをよそに、手を握り合う二人。
握られた手をサリーナも両手で握り返し、ジッとアレクを上目で見上げる。
「あの時は…、今思うととっても非常識なお願い事でしたね…。普通の人生に憧れてしまったのです。ただ生きて、最後に老いて死ぬ当たり前のことに…。私と一緒に来てくれたのがアレクで本当に幸運でした、貴方が居てくれたから私は…。ずっとずっと、私と一緒にいてくださいね…。その、…、こ、今晩も…。」
最後に小声で付け足し、頬を赤らめて視線を逸らす。
サリーナに忍ばされたローターは定期的に振動するが、そこまで激しいものではない。
最初はびっくりしていたものの、慣れてきたら平静を装うことは簡単であり、しっとり膣を濡らす程度の効力はあれど、必死になって我慢しなければいけないものではない。
一方で、メイサの方は1日中激しく振動しており、立って歩くことさえもままならないほど。
激しく責め立てているくせに、サリーナと手を取り合ってイチャつくアレクが目に入り、恨みがこもった視線を向けた。
サリーナも少し呻き声を上げて身を捩ったため、やはり同じように快感を堪えていると認識する。
(サリーナをあんな男に汚されて…、溜まるもんですか…っ。絶対、イかない…んだから…ぁっ)
サリーナを守る、という建前を自分に言い聞かせ、ぎゅっとドレスの裾を握りしめて堪えるメイサ。
愛娘を守る…という高尚な想いではなく、心の根っこの方には、やはりアレクに抱かれたいという気持ちがあった。
数ヶ月もの間、リーゼロッテや名も知らぬ男たちに弄ばれたが、アレクほどのテクやペニスを持った者はいなかった。
気持ち良かった一方で、不満に似たものが募っていた。
内股を擦らせながら、ワインや食事に手をつけず、懸命我慢していたが、アレクがスイッチを少しいじるだけで簡単にダムは決壊した。
「〜〜〜ッ、はぅっ、ん゛ん゛ッ❤︎❤︎!!!」
ガチャンッ!!と激しく皿やグラスを倒しながら、メイサがテーブルに突っ伏した。
びくんっ、びくんっと小刻みに痙攣し、顔は真っ赤に。
食事に手をつけていなかったこともあり、当然急病が疑われた。
真っ先に動いたのはレイウスであり、小柄なメイサを抱きしめたが、アレクによってイかされた負い目があるメイサはまともに顔を見れなかった。
歯を食いしばって何とか嬌声を堪えたものの、寸前で我慢し続けた身体は大袈裟に反応してしまった。
レイウスに抱き抱えられながらも、メイサは小さく「ごめんなさい…」と繰り返すだけだった。
突然のことにサリーナも驚き、ショックを受けてアレクの腕に縋った。
「ど、どうしましょう…、お、お母様が…っ。」
当然脳裏によぎるのは自身が経験した病気。
自分と同じ血を引いているのだから、何があってもおかしくはない。
不安な表情でメイサを見送るが、その真相はただ絶頂しただけと知っているアレクは少し笑いそうだった。
不安で心が弱っているところに付け入るのは女を落とす常套手段。
アレクが部屋まで送りながら、メイサについて力強く励ますため、少しずつサリーナも元気を取り戻していった。
「私の病気も治してくださったのですし、アレクがそういうならきっとお母様も…。お母様、とても疲れていそうな様子でしたし、疲労が祟ったのかもしれませんね…。…やはり、アレクと居ると安心できて、心が落ち着きます…っ」
この件でもより一層アレクを信用してしまい、離さないようにぎゅっと強く腕に抱きついた。
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