(は、裸になっちゃった…!こんな、知らない人たちの前で…っ!うぅ、視線をいっぱい感じるわ…っ!)
愛娘に尊敬され、領民から愛され好かれる領主夫人。
しかし、ここではもはやただの娼婦であり、身につけた高価なアクセサリーのほかの衣類を脱ぎ去った今、頬を赤らめて俯くのみ。
胸や股間を手で隠そうとしたが、少しだけ躊躇して両手を下げた。
いじらしく俯き気味で、羞恥に頬を染める姿はあまりに可憐であり、全裸になった時はどよめきが響いたほど。
下品な掛け声などは飛び交うことはあれど、どよめきが走るのは開業以来初めてのこと。
さらに投げ銭がたくさん投げ込まれ、ストリップ嬢がただ全裸になっただけとは思えないほどの関心を集めていた。
メイサの少女のような顔立ちや仕草は神話のように美しく、見るものを魅了し、どこか性とはかけ離れたマリア像のような存在にさえ思えた。
しかし、頬の赤らめは羞恥に悶える乙女のソレだけでなく、露出による興奮も含まれていることをアレクやリーゼロッテは知っている。
前列の者が空気を壊すように掛け声をあげると、びくっと震えて、おずおずと従い始めた。
(うぅ…、逆らえないわ…、リズが見てるから…。)
冷たい床に尻をつき、両脚を大きく広げると、クチッと音を立てて粘膜が広がった。
観客たちは気がついていないが、メイサは経産婦であり、立派な人妻。鮮やかなサーモンピンク…、とまではいかず、少し色素が沈着した、小慣れた割れ目。
しかし、それが観客を驚かせたのではなく、白く泡だったようなドロドロの愛液が分泌され続けていること。
目の前の女は天女ではなく、娼婦。
そう思い直させるためには簡単な光景だった。
(うぅ、恥ずかしい…、けど、誰も本当の私を知らない…。なら、ちょっとだけ、思い切ってもいいわよね…?どうせ、従わなければいけないのだし…)
両手を床につき、お尻を観客に向けて四つん這いに。
立ち上がって中腰になり、割れ目を両手で開いて見せつけ。
しゃがんで割れ目を指で広げながら、片手で胸を持ち上げる。
様々なポーズを指示通りに行い、メイサも嫌がるどころか、むしろ好機と言わんばかりにノリノリで対応している。
どうせ従わないといけないから。
メイサを追い込むはずが、むしろメイサに免罪符を与えていた。
頬を上気させ、涎を垂らしそうなほどの恍惚とした表情を見せるメイサ。
それを見て、小さく舌打ちをしたリーゼロッテはアレクを呼びつける羽目になった。
娼婦として辱めるはずが、それさえも上手くやってこなしてみせている。
リーゼロッテの嫉妬に歪んだ瞳にはそう見えさえしていた。
自身が素直に従うことによって、リーゼロッテの機嫌を損ねたことなど知らず、露出を楽しむメイサ。
割れ目からはとめどなく愛液が垂れ落ち、乳首はツンと尖って硬く上向きに。
暑く感じるほどに照らし続けたスポットライトが消えると、ようやく終わったと安堵した。
(ふぅ…、やっと終わったわね…。ひとまずは乗り切ったかしら…?)
「な、え…っ?ちょっと、どういうこと…、アレク…っ!」
再び点灯するスポットライトに照らされるアレクとメイサ。
小声でアレクに問い詰めるが、聞こえないフリをしたアレクは観客たちに続けた。
(な…っ、この私を庶民の売り物にしようっていうの…っ!?)
オークションには観客全員が参加できる。
観客たちはボルテージが上がるが、メイサは対照的に血の気が引いていく。
幼少期から病気がちだったサリーナとは異なり、女学校を卒業し、社交会にも出ていたメイサは貴族としてのプライドがある。
買われるにしても貴族や大商人など、富裕層を相手するのが当然。
しかし、庶民も参加できるオークションの売り物にされるなど、プライドを酷く傷つけられ、初めて悔しそうに歯を食い縛って表情を歪めた。
「…ふふっ、貴女のそんな顔、初めて見たわ…、メイサ。」
VIP席から見下ろすリーゼロッテは満足げに口元を歪ませ、狼狽えるメイサを肴にして、グラスに口をつけた。
(…?な、なんなの…?何も聞いていないのだけど…、これ以上何をしろって…?)
競り上がってきた謎の棒に戸惑いの視線を送りつつ、不安げに立ち尽くす。
事前に聞いている話とはまるで違っており、どうして良いかわからない。
しかし、続くアレクの言葉に表情を凍らせる。
「は、はあ…っ!?ちょ…っ、ぅ…っ」
メイサは抗議の声をあげそうになるが、「リーゼロッテからの指示」と聞くと、すぐに尻すぼむ。
ストリップのようにポーズを取って身体を見せつけるだけならまだ良い。
しかし、自慰を見せつけるなど度を超えている。
もはや逆らう手立てのないメイサは、ゆっくりと少し前に出て、ディルド付きのスタンドを跨った。
「はあ…っ、はぁ…っ、ぅ、うぅ…っ、ぐぅぅぅ…っ!!」
悔しげに、憎々しげに顔を歪ませながら、ディルドの先端を割れ目に当てがい、徐々に腰を落とす。
悔しげで貴族としてのプライドが垣間見える表情だったが、根本までディルドが入り込むと、その表情は一変した。
「…んっ、んん゛っ、ぁん…❤︎」
緊張で足が震え、自然とディルドに振動が伝わり、バイブレーションのように子宮を責め立てる。
小さく吐息が漏れ、甘くねだるようなメスの声が前列の観客に聞こえる。
「早く腰を振れ!」など口々に観客の怒声が響く中、腰を上下させ始めると、「クチュックチュッ」と水音が響き始める。
「ぁっ、んっ、ぁあんっ❤︎いやっ、みない…でぇっ❤︎」
戸惑いや恥じらい、乙女のような羞恥を感じる可憐な表情に変わったが、その表情とは反する流れるような所作で、前後左右に腰をくねらせながら、ディルドを貪る。
自らの胸を両手で揉み、まるでダンサーのような腰使いは、スポットライトの影を踊らせる。
年を感じさせない幼顔とはまるで反する、妖艶で卓越した奉仕の様に、幾人もの観客たちが勃起させながら、ディルドに自身のモノを重ねた。
「はぁっ、ぁぅっ、イくっ、イく…っ、イっちゃう…っ!!」
露出行為をした果てに、観客たちに見られながらの自慰で、メイサ自身は昂っており、あっという間に達してしまった。
ディルドに跨り、舌を垂らさんばかりに大口を開けて快楽を貪ったメイサは、深い絶頂に沈んでいたが、ぼやけた視界から、ボックス席に座って苦笑するリーゼロッテと目が合い、正気を取り戻す。
「…ハッ!?わ、私…、なんてことを…っ」
慌ててディルドを引き抜くが、デロッと愛液が太く糸を引いて、床に垂れ落ちた。
【すみません、今回は非常にお待たせしました】
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