また付け足してす。
全てを晒す…裸になるという意味を察したサリーナは、顔を赤く染めたまま目を伏せた。
信頼を寄せるアレクに対してネグリジェから透けて見えてしまう下着程度なら気にならないサリーナであったが、裸となると話が違う…
いくら性に疎いといえど男の目に肌を晒すことを恥じらっていることは容易に想像できた。
(さぁ…どうする?サリーナ…)
アレクにはサリーナの葛藤が手にとるように分かった。
自分から申し出た願いに応えてくれたアレクとはいえ肌を…全てを晒すことはこの上もなく恥ずかしいこと…だがもし初夜の行為を恥ずかしいからと断ってしまえば世の女性が得ることを何も知らずに終わってしまうのだ。
「サリーナ樣…慌てずゆっくりと考えてください…初夜の儀式は本来寝室で行うものてすが…今夜はかなり肌寒い…温まっていない寝室でとなるとサリーナ樣のお身体にさわるかもしれません…どうせ裸になるのですから浴場で行うのはどうでしょうか?幸いなことにバスタブには湯をはったままてすし…温かいはずですから…私は先に浴場に行っております…なので…来る来ないはサリーナ樣がお決めください…サリーナ樣がお越しにならないなら…今夜のことは…夫婦の契を結ぶ儀式も何もなかったことにしますから…」
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