「うん~…やはりデオドールの案がベストかもしれんな…」
パーティーの翌日、レイウスの執務室に4人ぎ顔を揃えた。
レイウスと左右の手とメイサだった。
話し合いの議題は勿論サリーナとアレクの事であった。
前夜、メイサに告げた通りレイウスはサリーナとアレクの結婚を認める決心をつけたのだ。
と言っても上級貴族と庭師の息子…あまりにも大きい身分の違い…親としてだけなら身分の違いにも目を瞑ることもできるのだが、公爵という立場上、対外的にもその問題は大きなものとなっていた。
「では…その方向で話を進めてくれるか?プリムローズ伯爵家には改めて私から話をするが…メイサ…キミの方から先に話をしておいてくれ…」
話し合いの結果、サリーナとアレクの身分違いを解決する方向としてアレクを貴族の養子とするデオドールの提案が採用された。
これで建前は公爵家と伯爵けとの婚姻となる。
「わかりました…リズには私から先に話をしておきます…」
メイサが「リズ」と呼んだ女性は、現プリムローズ伯爵家の当主であるリーゼロッテ、プリムローズ…メイサとは女学校時代からの親友でもある。
慎ましやかなメイサとは正反対で活発で何事にも積極的…夫を亡くし伯爵としてあとを継いだあと、その性格と人柄で経営する事業も大きく飛躍させ領地経営も順調…まだ幼いとはいえ亡夫との間に跡取りとなる息子もあることで、仮にアレクを養子に迎えても継承問題には発展しないというのが選ばれた理由だった。
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「………ということになった…プリムローズ家で貴族としての立ち居振る舞いをしっかりと学んでこい…いいな?アレク…」
パーティーの翌日の執務室での決定事項は、すぐにアレクとサリーナに知らされることになる…サリーナと共に執務室に呼ばれたアレクは、メイサからの話で大丈夫だろうとは楽観はしていたものの一抹の不安がないわけではなかった。
「ほ、本当でごさいますか?あ、ありがとうございます…どう感謝していいのやら…レイウス様に…フローレンス家の名に恥じないよう精進してまいります…」
アレクはレイウスに対し深々と頭を下げた。
(クククッ…やったぞ!これで…)
気を抜けば今にも高笑いをしてしまいそうな自分を必死にアレクは抑えた。
「必ず…必ずサリーナ様を幸せにして差し上げます…神に誓って…」
もう1度レイウスに頭を下げたアレクは、満面の笑みを隣にいたサリーナにむけた。
アレクが自分との結婚をこころから喜んでいると思い込むサリーナの顔もはち切れんばかりの笑顔であった。
執務室を後にして2人は、サリーナの部屋へと向かった。
「やりましたね!サリーナ様!これで私たちは本当の夫婦になれますね!」
「はいっ!」
部屋に入るなり2人は抱き合った…サリーナは愛する2人が一緒になれる喜びでいっぱいだったが、アレクにとって結婚の許しは、目の前の美しい女が我がものとなり好き勝手にできるという事…庭師の倅ごとき自分の前に道が大きく開けたのだ。
抱き合った2人は唇を重ねた…会うこと自体ままならなかっただけに、そのキスは濃厚なものとなり、縺れるように2人はベッドに倒れ込んだ。
「あまり大きな声を出さないようにしてくださいね…まだ昼間だし…こんなことがレイウス様の耳に入れば…あの話も…」
アレクはサリーナの耳元で囁くと、そのまま首筋に舌を這わせた…
「んっ…んんっ…ア、アレクっ…」
背後からアレクのペニスを受け入れながらサリーナは漏れ出る声を必死に堪え、久しぶりのペニスに酔いしれていた…
(とうとう俺も貴族様か…クククッ…サリーナの介護を命じられた時には考えてもいなかったな…さて…プリムローズ伯爵家の当主は確か女だったはず…どんなババアやら…まぁ…さっさと立ち居振る舞いを覚えちまえばいい…)
「サリーナ様…次は、お尻ですよ…ご自分で肉を広げてください…」
気をやり背中を仰け反られるサリーナからペニスを引き抜いたアレクは、震える手で広げられた尻肉の間へとペニスを突き立てた…
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