「珍しいな…キミが執務室へ来るなんて…」
執務室には滅多に顔を出さないメイサが突然入ったきたことにレイウスは少し驚いた。
普段の業務に加えサリーナの全快祝いのパーティーの準備のために忙しくしている労をねぎらいたいとメイサは告げた。
自ら押してきたトレーにはお茶とお菓子がのせられていた。
何事につけ手際のいいメイサであったが、お茶の支度が慣れないためか、テーブルにお菓子やカップを並べる間も動きをとめたり、どこか様子がおかしい…
「どこか具合でも悪いのか?」
心配したレイウスが声をかけるが、メイサはそれに笑顔を向け大丈夫だと答えた。
平静を装ってはいたが、メイサは下腹部の振動に耐えていたのだ。
メイサが目を覚ましたのは昼近くのこと…へやの扉を叩くノックの音に気を失ったような深い眠りから目覚めたのだ。だか全身が重く、身体のあちこちが痛い…
サリーナに手を出させないとためと理由もいつしか忘れたようにアレクの言われるまま身体を開いたメイサ…バルコニーから部屋に戻ったあと、ベッドの上で上になり下になり、また背後からも何度も犯され経験したこともない絶頂を繰り返した。
淡白なレイウスとでは体験できなかった激しい一夜だった。
メイサの部屋に姿を見せたのはルシアだ…アレクに言われ部屋の片付けに来たのだという。
訪れたのがルシアだと分かり、表情を強張らせたものの、前回の後片付けのこともあり、諦めたようにルシアを部屋に入れる…
部屋の中はドレスや下着が脱ぎ捨てられており、ベッドのシーツはぐちゃぐちゃで、アレクの精液だけでなく、メイサが噴いた潮で染みがあちこちにあり悲惨な状況…
ルシアは無言のまま部屋を片付け終わると、帰り際に箱を1つ、アレクから預かったとメイサに手渡した。
『昨夜はたいへん満足させていただきました。
お約束通りサリーナ様はちゃんとお部屋まで送り届けました。
なのでメイサ様にも約束を守っでいただきます。
今日一日同封した下着を身につけてください。勝手に脱いだりしたら…おわかりですよね?
そして夜の8時に裏庭の作業小屋においでください…お待ちしています。』
手紙と一緒に入っていてのは、普段メイサが身につけるものとは正反対ともいえる下品なもの…真っ赤なスケスケで娼婦のもののよう…見た目の下品さもさることながらメイサが顔をひきつらせたのは、クロック部分がポケットのようになっていて、そこに仕込まれたローターの存在だった。
サリーナとは違い夜伽の訓練をしてきたメイサにとって、そのローターが遠隔操作で動くものだとすぐにわかり、アレクの意図を察したのだ。
昨夜のことがなければ、アレクからと聞いた瞬間にゴミ箱に投げ捨てたところだが、メイサは手にした下着をジッと見つめた。
こんなものを一日身につけたら…
そんな想像をしたメイサの全身にゾクゾクしたものが走った…
サリーナのために命令には従わなきゃ…
そんな言い訳をするメイサだった。
____
「…………という流れだ。聞いているのか?メイサ?」
メイサがローター付きの下着を身につけて、しばらくするとソレは振動をはじめた…振動は微弱で決して気をやるほどではない…それがメイサが執務室に入ったとほぼ同時に強いものに変わったのだ。
まるでメイサの動向を見ているかのようなタイミングだった。
「は…はいっ!き、聞いています…」
ローターの刺激にこえご漏れそうになるのを必死て堪えていてメイサは、慌ててレイウスに引きつった笑顔を見せ答える…
「少し顔が赤いようだが…あまり無理をせずに身体を休めなさい…」
まさか妻が使用人の言いなりになってローター付きの下着を身につけているなどとも知らずにいるレイウス…
「ご心配をおかけしました…それでは…」と執務室を出たメイサだが、扉を締めた瞬間にその場にへたり込む…ローターの刺激に立ってはいられなり、下腹部を押さえ気をやろうとした途端に振動はピタリと止まった。
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「時間より早いですねぇ……メイサ様…どうでした?一日ソレを身につけて…」
メイサが作業小屋に現れたのは、アレクに指示された時間より30分も前…息を切らし小屋に飛び込んできたのは、おそらく走ってきたためだろう…
そんなメイサをアレクはニヤニヤとした顔で出迎えた。
こんばんは。今日は少し短くなってしまいました…また頑張りますね。
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