(早く射精して満足しなさいよ…っ!サリーナが起きちゃう前に…っ!)
苛立ちを隠せない怒りの視線をアレクに向けつつ、どこか表情は潤んで上気しており、発情したメスのようなものだった。
「ちゅっ、じゅっ、ん…っ、じゅるる…っ!!」
ちまちまやっていても射精は遠いと判断し、メイサのフェラチオにも熱が入り出す。
下品な水音を立て、舌を蛇のように這わせる。唾液と我慢汁に濡れた竿を扱きつつ、玉袋にキスをして優しく吸い付くなど、徐々にノってきていた。
アレクがソファに座り直し、浅く腰掛けて足を持ち上げる。何も命じられていないが、夜伽の術を知っているメイサは当然察してしまった。
(…私は、仮にも領主の妻であり、この地で2番目に偉いのよ…?それをこの男は…っ)
屈辱。
その一言に尽き、怒りを覚えるが、それ以上に興奮していた。サリーナにやらせるわけにはいかない、言い訳のように頭の中で繰り返し…。
「はむ…っ、ん…っ、ちゅっ、ちゅ…、じゅるっ、ん…っ!!」
尻穴に唇を押し付け、舌をドリルのように尖らせて中に押し入れる。
レイウスには披露する機会がなかった技。あろうことか、それを使用人風情に…。
激しく、そして躊躇のないアナル舐めは娼館ではなかなか味わえないものであり、何といっても領主の夫人が行なっているという優越感もあり、アレクの精液を込み上げさせた。
手でペニスを扱いていたが、射精が近づくと、亀頭をぱっくりと咥え込む。
「ん…っ、ん…。ん…っ、んぁ…。」
(どれだけ出すのよ…っ、昨日もあれだけ出したくせに…。それでも、青臭さとか濃さとか…、レイウスとはまるで大違い…。)
イライラしながらも大量の精液を口内で受け止め、口を開いてアレクに報告するように見せつける。
ぐちゅぐちゅ咀嚼し、味を確かめるようにして、喉を鳴らして胃に送り込んだ。
指輪で命じたわけでもないのに、従順なメイサ。サリーナが人質になっているとはいえ、エルフの血は、まるで呪いのようにメイサを強制的に発情させている。
「…っ、ば、るこにー…?…サリーナの横じゃないなら、それでいいけど…。」
一回射精して終わりではないのは、昨夜のことから理解していた。
部屋の外に連れ出されるわけではなく、眠っているサリーナから遠ざかるのであれば…と思い、素直にバルコニーに出た。
火照った身体に夜風が気持ちよく、満月や星空が輝き、やはり見惚れるほど綺麗。
メイサも大好きで気に入っている場所でもあるが、背後にいるのは下衆な男。
「…なっ、ちょ…っ!?…くっ」
ドレスの裾を捲り上げたアレクに抗議の視線を向けたが、すぐに観念し、バルコニーの柵に手をつき、尻を突き出した。
「…え?な、いやっ、こ、これは…っ!」
(こんなに濡れてしまっていたなんて…っ!お腹が疼いて身体が熱いとは思っていたけど…)
ショーツを脱がせると同時にクロッチと割れ目で糸を引き、布地としての役割を果たしていない。
浅ましい姿を見られてしまい、恥ずかしくて庭園に目を向ける。アレクの舌が割れ目を這うたび、ぴちゃっ、ぴちゃっと水音が鳴り、ぴくぴく身体が小さく揺れる。
サリーナの愛液は甘くて果汁のよう。メイサのそれは、ハチミツのようにより濃厚な甘味であり、つくづく母娘揃って男を悦ばせるための身体をしていた。
「は…ぅっ、ん…っ、ぁ、ん…っ❤︎」
割れ目を舌がなぞり、小さく声が漏れて口元を手で覆う。呼応するように愛液も溢れ出ており、太ももや内股はもはやベトベトだった。
準備は十二分。割れ目にペニスがあてがわれると、メイサは無言のまま、ペニスに押し付けるようにさらに尻を突き出した。
「ぁっ、ん…っ、ぁあっ、激し…っ、ぁんっ❤︎」
ぱんっぱんっと規則正しく肉がぶつかる音がし、メイサも甘えるような声で嬌声を口から溢す。サリーナから邪を遠ざけるため…、言い訳を用意されたメイサは素直に快楽を味わっており、惚けたような表情で喘いでいた。
が、アレクの言葉にハッとし、表情が少し青ざめて凍る。
(…そうよ、場内警備の時間じゃない…っ!もしかして、この時間を狙って…っ!)
「ちょっと、一旦部屋に戻り…っ、いや、せめて少し身を屈めて…っ、ぁんっ❤︎、ちょっと、やめなさいって…!」
石床を歩く靴音に怯え、一度隠れるように背後のアレクに訴えるが、アレクのピストンは止まらない。
そうしていると、階下から声をかけられ、大袈裟なほどに身体がびくんっと跳ねた。
「え…っ?ぁっ、デオド…っ、ル…?夜分遅くに、おっ、お疲れ様です。いつも、レイウスを支えてくださり…っ」
相手は側近であるデオドール。無下にすることもできず、仕方なしに返答する。
しかし、ペニスは引き抜かれることなく、先ほどよりは緩やかとはいえ、ピストンされたまま。
口を開けば嬌声が溢れそうになりながらも、必死にボロを出さないようにデオドールの相手をした。
「…っ、貴方、状況わかってるの…?こんなことがバレたら、私も貴方もタダじゃ済まされないわ…っ!」
デオドールにバレないように、顔を伏せて小声で背後のアレクに訴える。
夫人に手を出したアレクは勿論だが、メイサも当然罰は免れない。何より、昨夜の写真などがメイサの不貞を語るものになっている。
「…ひゃうんっ❤︎!!…っ、な、何でもありませんわっ!虫がいまして…っ!」
その返答は深々と差し込まれるペニス。
流石のアレクもここまででやめるだろう、と思っていたため、一際大きな喘ぎ声が響きわたる。
当然デオドールにも聞こえており、心配した彼を虫のせいにして誤魔化した。
メイサは緊張や恐怖で全身が汗ばみ、心臓は破裂しそうなほど高鳴っている。
一方で、膣の中が真空になったかのようにペニスに吸い付いて離さず、柔らかくペニスを包み込み、発情の度合いを物語っている。
「城に戻られてから、サリーナ様は大層お元気になられて…。お元気そうなサリーナ様を一目見るたび、我らも感動してしまいます。最近は何やら、お料理に興味があるとか…。」
「は、はいっ、サリーナも丈夫になって…っ、ぁんっ❤︎、病気で出来なかったことを、たくさん…っ、ん…、シてほしい…っ、ん❤︎」
階下からバルコニーは離れており、メイサの蕩けた顔は見られてはいない。しかし、指を噛んで我慢しながらでも、言葉の節々に猫撫声のような、甘く扇状的な吐息が混じってしまう。
「そういえば、メイサ様。この間お贈りした我が故郷の酒の〜…」
(なんで、ずっと話しかけてくるのよ…っ!早くっ、行って…っ!こっちは、ずっと我慢してるのよ…っ)
アレクのペニスに突かれ、すでに絶頂の淵に立っていた。これだけの快楽を浴びた絶頂の瞬間は平常ではいられない、とメイサは確信しており、歯を食いしばって我慢していた。
しかし、密かにメイサに惹かれているデオドールは、2人きりの会話のチャンスは中々なく、会話は続く。普段なら微笑ましいひとときになるはずだったが、今のメイサにとっては煩わしいものでしかない。
「ぁっ、ああっ❤︎はいぃっ、イきますっ❤︎!!!」
薄く肉付きの薄い、華奢な腰をアレクががっしりと掴むと、容赦のないピストンが襲った。
これまで手加減されていただけで、ギリギリ我慢できていたメイサのダムは崩壊する。
アレクに促され、ティーパーティの返答をしたが、アレクからすれば、もはやただの絶頂宣言でしかない。
デオドールは妙に艶っぽいメイサの声色に、淫らな想像をして勃起してしまいつつも、ティーパーティの誘いに成功し、喜びながら去っていった。
「…ぁっ、ああ…っ、ぁ…っ❤︎」
満足気に去るデオドールの背中を見て、安堵と絶頂の余韻で脱力し、フェンスにもたれるようにずり落ちて床にへたり込む。
肩は大きく上下し、ぜぇっぜぇっと荒く息を吐く。
目の前がチカチカ白く点滅し、水中に潜ったように周りの音がぼやけて聞こえ、頭がクラクラする。
(…こんなに深く、達したのは初めて…。まだずっとイってるみたい…。こんなに気持ちいいことが、この世にあったのね…。)
レイウスとのセックスは、どちらかというとメイサの御奉仕であり、責め立てられることはない。仮にメイサがイかなくても、レイウスが精を放出したら終わりであり、こんな激しく、興奮してドキドキする快楽は初めてだった。
それこそ、マオにディルドで慰めてもらっていた時のことなんか、ままごとに思えてしまうほど…。
警邏の時間を知っていながらバルコニーに連れ出したアレクに怒り、恨み言を言うだろう、と予想していたアレクだったが、結果は異なり、無言で頷き、従順に部屋に戻るのみ。
「…ん、ちょっとだけ待ってちょうだい…。サリーナが風邪でもひいたら大変よ…。せっかく健康になったんだから…」
アレクに寄りかかって寝ていたサリーナだが、支柱がいなくなったことによって、ソファに横になってすうすう寝ていた。
メイサは自分のベットから毛布を一枚取ると、サリーナに優しく、そっとかけてあげた。
その姿は慈愛の母そのものであり、母娘の容姿も相まって、画になるとはこのことだろう。
さっきまで喘ぎ散らかし、ドレスは乱れて白い肌が露出し、ポタポタと愛液混じりの白濁液を股から垂らす淫乱雌とのギャップに、アレクの興奮をより誘い、嗜虐心を煽り立てられる。
「…その、サリーナに手を出されるわけにはいかないし…、もう少し付き合ってあげてもいいケド…」
(もしかしたら、もっと気持ちよくさせてくれるかも…。い、いやっ、これはサリーナのためっ!!決して自分が気持ち良かったからとか、そんなんじゃ…っ!)
自分を納得させるために心で言い聞かせるが、潤んだ瞳の上目遣いに紅潮したままの頬。何かを期待しているのは明らかであり、メイサの変化そのものだった。
【確かに…。もう1年が経ちましたね…っ。長い間お付き合いくださり、ありがとうございます。…大体は私のレスが遅いせいというのもありますが。
高貴な淫乱母娘が堕ちるまでもう少し、というのは寂しくもありますが、どうかまだまだお付き合いくださいね】
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