「どう?うまく事は運んでる?」
バルコニーから身を乗り出していたアレクの背後から女が話しかけた…ルシアだった。
今回の酒宴の席を準備したのはルシアであり、アレクの企てが気になり居ても立ってもいられなくなったのたった。
「ルシアか…ビックリするじゃねぇか…ああ…計算通りに事は進んでる…思った通りグラベルのヤツ…サリーナにちょっかいかけやがった…」
「へぇ~そうなんだ…やっぱりグラベル様って噂通りだったみたいね…」
ルシアもバルコニーから身を乗り出し部屋の中を覗き込んだ…ちょうどサリーナが床に落ちた食べ物を拾おうとしているところだった。
「なにあれ?まるでサリーナ様が誘ってるみたい…」
「グラベルのヤツ…水を欲しがったサリーナに水だと言って更に酒を飲ませやがった…フラフラになったサリーナがテーブルに頭をぶつけて…」
グラベルの肩越しにサリーナが四つん這いになり尻を向けている様子がみてとれる…事情を聞けば今の状況も納得できるが、一見すればサリーナが尻を振りグラベルを誘っているようにしか見えない…おそらくグラベルは目の前で揺れるサリーナの尻に目を血走らせているに違いない…
(ひ、姫の尻…な、なんと素晴らしい…)
剥いた卵のようにシミ1つない2つの肉…括れた腰がその尻を強調する…股の間には僅かに開いた割れ目が見え隠れし、そこから溢れた愛液が太ももを伝って垂れる…
その淫靡な光景に身じろぎもせずに凝視していたグラベルだったが、両手で尻肉を鷲掴みにした。
突然のことに驚いたように振り返ったサリーナだったが、その顔はすぐに笑みに変わる…
「もうっ…!アレクったら…我慢できないのてすね…うふふっ…私もです…」
サリーナは床に落ちた食べ物を拾うのやめて、両手を尻にまわすと自ら肉を掴み広げた。
「ここに…アレクのおチンポを…私…後ろからされるのが大好きっ…」
グラベルの顔はアレクたちからは見えなかったが、おそらく酒を水だと偽り飲ませたことが功を奏したとばかり口角を上げたことだろう…グラベルはサリーナの割れ目にペニスをあてがうと一気に腰を押しつけた。
「ううっ…!ひ、姫っ!」
グラベルは唸り声のような声を上げてサリーナの尻に自らの腰を打ちつけた…挿れた瞬間に肉襞がペニスに絡みつくような感覚に襲われ腰の動きを止めることもできない…
サリーナも背中を反らせ声を上げてそれに応える…
サリーナが大きな絶頂を迎えるとグラベルは床に尻をつきサリーナの身体を引っ張り上げ体勢をかえた…繋がったままサリーナを反転せた。
「さぁ…姫…今度はご自分で…」
サリーナは微笑み頷くと両膝で立ち腰を先後左右へと揺すった…その腰使いは、とても貴族の令嬢の姿ではなく、快楽を貪る娼婦のよう…
上下する身体に合わせ揺れる乳房にも手を伸ばし形が変わるほどに揉みしだく…伸び切った乳首を指先で潰し、時にしゃぶり回した…
そんなグラベルが一瞬動きを止めた…射精が近づくなか、グラベルの頭に「主君の娘」ということがよぎった。
もしこのまま中出しをして万が一にも妊娠したら…だが次の瞬間にはより激しく下からサリーナを突き上げたのだ。
もうそんなことはどうでもいい…とばかりに…
「あの野郎…中に出しやがった…クソッ!」
グラベルがサリーナの腰をガッチリと掴み身を震わせる様子を見ながらアレクは思わず苦々しく言葉を発した。
「自分で仕掛けておいて…ねぇ…なんか私も見ていてムラムラしてきちゃった…」
ルシアは身をかがめるとアレクのズボンのファスナーに手をかけた…ムカつきながらも勃起しているペニスにルシアはしゃぶりついた。
「あとでサリーナの身体を綺麗にしとけよ…あの野郎の汚いの…全部洗い流しておけ…それと…」
ペニスに舌を這わせるルシアに後のことを指示したアレクは、さらに別の話をする。
「サリーナの母君…メイサのことを調べておいてくれ…金はいくら使っても構わん…お前のツテを使えば5日もあれば調べられるだろう…」
「うん…わかった…調べておく…でも今はそんなことより…グラベル様もまだあれだけじゃあ満足してないでしょ?もちろんサリーナ様も…まだまだ時間はあるし…」
ルシアの言う通りだった…グラベルの上に倒れ込むように絶頂の余韻に浸っていたサリーナだったが、身を起こしグラベルをアレクたと思い込み唇を重ねるとオネダリの言葉を囁く…
「ねぇ…アレク…今度はお尻で…」と…
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「グラベル様…遅くなりました…サリーナ様のご様子はいかがでしょうか?」
時間を見計らって別荘の入り口から戻ったアレクはソファーに何食わぬ顔をしていてグラベルに尋ねた。
「うん…あれから姫様は眠ったままだ…」
ソファーに倒れ込むように眠るサリーナのドレスは元通りにされており、アレクが別荘を出た時と同じように見える…だがよく見ればサリーナの髪は乱れ、ドレスもどこかおかしい…グラベルは気づいていないようだが、部屋には生臭い匂いが漂っていた…
(チッ…満足した顔しやがって…)
「グラベル様…サリーナ様が酔ってしまわれてしまいましたが…あのお話…考えて頂けたでしょうか?」
アレクにしてみれば、グラベルの決定的な弱みを握ってはいたが、敢えて下手に出るように尋ねた。
「うん…お前が居ない間…考えていたのだが…姫様のお気持ちを考えると何とかしてやりたいと思えてきてな…まぁまた時間があれば話をしよう…」
先程までは頑なに首を縦には振らなかったグラベルだったが、態度を軟化させた…また再び酒宴でもあれば…と見え見えの下心からの言葉だった…
次はメイサパートですね…
どっちのパターンにするか決めておいてくださいね。
歳をとらないメイサと人外の美しさのサリーナの理由も余談的に絡めたいなと思っていますので…
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