(どんな人が、何人ほどいるのでしょうか…?気配はよくわからないけれど、アレクにいるって言われてから、なんだか視線を感じますし…)
気配や視線には疎いサリーナだが、アレクに言われてからは妙に強い視線をいくつも感じ、バレないようにしながらも、やはり目線はあちこちに行ってしまう。
誰が、何人潜んでいるのかもわからないが、アレクの話によれば、集まっているのは変態ばかり。
清廉な神父や貴族らとは真逆の色欲魔達が潜んでいる中で、これから顔も隠さずに肌を晒すことになるのだから、心臓の鼓動は緊張で高鳴っている。
「…ええ、かしこまりました…。私たちは知らないし、ただ行為をするだけ、ですよね…。うぅ、本当に大丈夫でしょうか…。」
アレクの忠告に小さく何度も頷く。
とはいえ、父や母、世話係以外には、アレクにしか肌を見せたことはない。
おおかた男だろうが、性別も人数や人相もわからない者達に身体を晒すのだから、少し怖いし、緊張してしまう。
少し怯えたような様子を見せたせいか、アレクが大丈夫、と優しく声をかけ、少しばかり楽になる。
(アレクが言うなら本当に大丈夫なのでしょうけれど…。そうは言っても、ドキドキしてしまいますね…)
「…っ、は、はいっ。えと、ぁっ、裸になるの…ですね…。ま、周りに人が覗いていると、想像して…っ」
声はちょっとわざとらしく、上擦った声。
緊張してカチカチに、ぎこちない様子でテーブルの上に上がり、起立の姿勢をとる。
アレクがさりげなく合図した方向を向く。
(脱ぐ…、脱いじゃったら、裸に…。ああ…、恥ずかしい…っ。やめにしたい…けれど、今日を逃したら、お父様達のところに戻ったら、もうこのようなことは…)
意を決し、伏せていた顔を上げた。
目は潤んでおり、耳まで真っ赤になった顔。
そして、ストリッパーが声をかけるように、宣言した。
「はぁっ、はぁっ、ぅ、ぁあ…っ」
(ボタンを外すたび、汗が滲んで、身体全体が熱くなる…。私は、いろんな肩書きから解放されて、ただの女になる…。殻を剥いていくような、そんな気持ち…)
肩が上下するくらいに荒い息を吐きながら、ブラウスのボタンを外し、黒いレース状の乳首が飛び出る裂け目がついたブラが現れ、当然開発された乳首が顔を出していた。
サリーナはストリップの定石などわからない。
スカートを履いたまま、背中に腕を回してブラジャーを外し、ぷるんっと揺れる胸を露出した。
「お、ぉっ、おっ、お胸っ、を見てください…っ。ち、乳首が、気持ちよくて、…、ま、毎日触って、抓ったりしてます…。」
心臓がドクンドクン動いていて、肺に酸素がたまらない。
口が乾いて、うまく舌が回らず、声も上手に出せない。
しかし、お腹の下の辺りで、子宮がぎゅぅっと疼いてやまず、焦らされているような感覚に陥る。
そのまま震える手で、スカートのホックを外し、ストンと床に落ちる。
これもまた真っ黒でありながら、ぴっちり閉じた筋が丸見えの股割れのショーツ。愛液が溢れ出ており、ぐっしょり濡れていた。
もはや大事なところがすでに見えてしまっているが、ショーツに指をかけ、糸を引きながらずり下ろした。
「ぁあっ、ぁっ、私の、は、裸っ、どうですか…っ!」
(はっ、はっ、ぁっ、裸にっ、なっちゃったっ!視線が、たくさん…っ、10人くらい…?頭が真っ白になって、早く、もっと気持ち良くなりたい…っ!)
囲いの外、見えない誰か達に声をかける。
存在や気配がわからないせいで、10人もいるんじゃないかと錯覚してしまい、一層強い視線を感じていた。
すでに太ももまでベタベタに濡れており、乳首もツンと上向いて尖っている。
全身が熱く、汗ばんで、まるでミストサウナに入ってるかの様。
子宮が疼き、クリトリスがヒクヒク呻いて、気がつけば足の付け根に手が伸びていた。
「ぁっ、ぁんっ、は、はしたないっ、悪い子でっ、申し訳…っ、ぁっ、ありません…っ!でも、我慢できなくて…っ!」
ベンチに座るアレクに謝るが、手は止まらない。
実際に知らない人に見られていると言う背徳感は、サリーナをさらなる興奮に誘い、グチュグチュッと水音を響かせながら自慰してしまった。
肩幅に足を開いて、少し腰を落として前に突き出す様にして、右手を這わせる。
左手で形が整った乳房を揉みしだき、乳首に向かって涎を垂らす。
快楽を貪ることに必死になり、見られたままの絶頂を切望していた。
【ありがとうございます。
私は流れやストーリーを作るのが苦手なので、この形式はすごくありがたく、毎回アレクさんのお返事をドキドキしながら読んでは、楽しませていただいています。
それでは少し甘えてしまって、リクエスト?させてください。途中で催してしまって、おトイレに行こうとしますが、周辺にはトイレなどなく、覗かれている方向に向かって小水をしてしまう…など、どうでしょうか…?】
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