「な、慣れてくれば…お尻よりも得られる悦ぴは大きいはずです…頑張りましょうね…」
サリーナの言葉に一瞬血の気が引いたアレクだったが、それが冗談だと分かり胸を撫で下ろした。
レイウスに破折の痛みの事を報告されたら間違いなく首は飛ぶ…そもそもサリーナの身体に触れたことを知られただけで…
(マ、マジでびびったぜ…まさかサリーナかこんな冗談を言うとは…)
身体を起こしアレクに抱きつきクスクスと笑うサリーナ…ベットに伏せっていた頃には考えられないことだ。
体調が良くなったせいもあるだろうが、アレクに対する信頼の大きさが伺われる。
「サリーナ様…そんなことをしなくても大丈夫ですよ…お気持ちは有り難いてすが、膣はお尻よりもザーメンミルクの吸収率が高いのですから…」
われから溢れ出た血の混じった精液を指で掬い、もったいないと膣へ戻す様子に声をかけたアレクだったが、その姿は健気で嘘を教えこみ自らの欲望のため利用しているサリーナに愛おしいような気持ちすら感じてしまうほど…
(バカなことを…俺としたことが…)
フッっと湧いた感情を振り払うアレク…
「サリーナ様…今日はこれで終わりにしましょう…浴室に湯が沸いております…血を洗い流しお着換えを…」
サリーナを見ながら再びペニスが勃起するも、ここで無理をしてもとサリーナを抱きかかえ浴室へと向かった。
「それにしても…先程の冗談には冷や汗が出ました…もしレイウス様に私たちの関係が知れたら間違いなく死罪ですから…」
サリーナの身体を洗いながらアレクは冗談交じりに話した。
「ごめんなさい…」と申し訳なさそうなサリーナだったが、目が合うと2人は大きな笑い声を上げた。
「サリーナ様…半月後の新月の夜、街で祭りが開かれます…街の路地には露店が並び花火も上がります…サリーナ様の体調次第ですが…一緒に出かけませんか?昼前に屋敷を出て街でお昼を摂りましよう…そのあと街を散策して…」
2人で湯に浸かりサリーナの肩に手を回したアレクがそう口にした…
いえいえ…ホントに申し訳なかったです。
※元投稿はこちら >>