「…はっ!それは、確かに軽率でした…。私から頼んだとはいえ、お父様に知れてしまうと…。もちろん秘密、約束いたします。墓まで持っていく…なんて、ふふっ。」
父とは月に一度手紙でのやり取りがある程度で、もはや会うことはほとんどない。
しかし、仮にこのようなことが露見した場合、罰せられるのはアレク達で。
少し慌てながら約束するが、『お願い』を承諾されて安心し、ちょっとした冗談も言いつつ、クスクス一人で笑った。
「ええ、分かりました。夫婦…。もう無縁のことだと思っていたので、嘘の関係とはいえ、少し心踊るものがあります。こう見えても、昔は縁談の話などよく頂いていたのですよ?…病気が悪化してからは全て無くなってしまいましたが…。」
白い絹のネグリジェを纏い、金に輝く髪を指で弄りながら、まだ元気でいられた過去を思い出して憂う。
アレクに強い信頼を置いているサリーナは、アレクが内心何を考えているか、全く気が付いていなかった。
「しかし、私は夫婦というものがよく分かりません。お父様、お母様は仲睦まじくありましたが、それだけが夫婦ではないのでしょう?アレクはご結婚されていませんが、お詳しいのですか?」
お疲れ様です。
サリーナの髪色は金で、長く垂らしたロングヘアということでよろしくお願いします。
お父様の名前はレイウス
必要あるか分かりませんが、お母様はメイサ、家名はフローレンス家でお願いします。
(サリーナ・フローレンス)
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