「はい…、ありがとうございました、アレク。ザーメンミルクを口にするようになってから、体調の良さを感じます。」
根元まで深く喉奥まで捩じ込まれながら射精された。
口内で味わうことはできず、食道に直接注ぎ込まれる大量の精液。
呼吸ができず、苦しくても涙を溜めながら懸命に男性器を咥え込んで離さなかった。
サリーナが敬愛する父母の嘘を吹き込まれ、発破をかけられた結果であった。
薄いお腹が軽く膨れるほどの精液が胃に収められ、尿道に残った精液も吸い取らされたサリーナだが、アレクに礼を言い、微笑みながら見送った。
(苦くて独特な香りがするザーメンミルクだったけど、味にも慣れてきた…。お母様はもっと上手に口で吸ったり、奥深くまで咥えたりできるそうね…。やっぱりお母様はすごい…)
ベッドに倒れるように寝そべり、枕に顔を埋める。結えた髪を解き、長い髪が放射状に広がった。
少しだけ横になるつもりだったが、疲労も溜まっており、深い眠りに落ちてしまった。
「……すぅ、…すぅ、んん…っ、ん…。…すぅ、すぅ…、っ、ん…、ぅぅん、ふわ…ぁっ、アレク…?」
寝起きがいいサリーナだが、アレクに呼ばれても起きず、軽くゆすられても目覚めない。
肩を何度か強く揺すぶられ、ようやく目が覚めた。
まだ眠そうに、しょぼしょぼした目を擦りながら、カーディガンを羽織らされ、ベッドを名残惜しそうにしながら食堂へと向かった。
ボサボサになってしまった長い髪を櫛で漉きながら席で待ち、目の前に並べられていく料理を眺める。
「…まあっ、美味しいです、アレク…っ。このお料理は初めて食べますわね…。」
仲が悪いわけではないが、あまり会話をすることなかった二人。夫婦の間柄になってから会話が増え、和やかな態度をとるようになったサリーナ。嘘の関係とはいえ、少しずつ信頼が増していっていた。
「ご馳走様でした…。」
食事を終え、ナプキンで口を拭く。
艶ついた唇の上品な所作と午後の口淫がギャップを生み出している。
紅茶に口をつけたところで、テーブルに置かれたモノを手に取り、まじまじと眺める。
「お尻の、開発…?お腹の中を綺麗に…、ああ、そういう…、うぅ…。」
アレクのセリフから手のひらのそれが何かわかり、頬を染める。
(確かにお尻を触られた時に…、中が汚いと…、ああ…っ、恥ずかしいなんて済まないわ…。)
光景を想像し、綺麗に洗浄しなくてはいけない必要性を理解した。
しかし、尻を触られる、弄られることにやはり抵抗感を覚えるが、表情からそれを察したアレクが母:メイサの名を出して焚き付ける。
「…はいっ、お母様のように、必ず、良き妻となってみせます。身体が良くなった時、花嫁修行を終えていたら、お母様に褒められてしまいますわね…っ」
そうして、イチジク浣腸を二つ渡され、トイレへと駆け込んだ。
(えっと、アレクが仰っていたのは…)
『一つ入れて中のものを出した後、もう一度同じく入れて綺麗にしてください。メイサ様は一回につき、10分以上我慢することができるらしいですが…、サリーナ様は半分の5分を目指してみましょう。慣れてきたら今朝方渡しました道具を使って、イくことにも挑戦してみてください。メイサ様は我慢しながら何度もイき、レイウス様を大層驚かせたと…。』
イラマチオの成功に味を占め、ことあるごとにレイウス達の名前を出すアレクだが、効果は抜群で。
唾液で指を濡らし、挿入口を撫でて湿らせ、尻穴に差し込む。
ぎゅっと指で潰し、薬剤を腸内に注入した。
そして、5分を表す砂時計をひっくり返したとほとんど同時に、ギュルルルルッと腸が活性化する音が個室内に響く。
「…うぅ、これを5分…?我慢できなくてもいいらしいけど、あまり早いと意味ないって…。お母様…、どうかお力を…っ」
祈るように両手を合わせて組み、目を閉じて母の顔を思い返す。もう何年も直に会えていないが、それでも鮮明に思い浮かべることができる。
サラサラ…と少しずつ落ちる時計の砂だが、半分ほどが落ちた頃で、
「…あっ、ぁっ、ぅ、ダメっ、ぅぅっ」
肛門括約筋が力を失い、ダムが決壊して便器内に汚物が零れ落ちる。
一度決壊したダムはもはや効力なく、しばらくの間排泄が止まらなかった。
「…はぁっ、はぁっ、次こそはきっと、5分はクリアしてみせます…っ」
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「はあ…、全然我慢できませんでした…。あれを10分、その間イくこともできるなんて、お母様には到底及びません…。」
腸内の洗浄を終え、湯を浴びたサリーナは下着姿でアレクを待っていた。
ため息をついて、俯くサリーナが身につける下着は、赤の上下下着。クロッチ部分は切り取られ、割れ目が露出した代物。ルージュよりも濃い真っ赤な色は、サリーナに似つかわない下品そのもの。
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