はい、ある程度歩いたり、その他の自身の世話は可能という程度で大丈夫です。
感染するかも、とされている病気もあり、自ら進んで出歩いたりはないかもしれませんが、気晴らしに軽く庭に出て…とかをたまに行っているような感じですね。
置きレスについては可能な範囲で返す程度で、おっしゃる通り義務にならないように、楽しめるように遊んでいきましょう。
こちら平日は基本的に夜、休日は可能であれば昼頃にもお返しできたりするかもしれません。
「いえ…、下賤などと、そのようなことはありません。貴方…、アレクにはいつも大変お世話になってますから…。…日に日に、弱っていくのを感じます。不埒なことと言いますか…、下品なことを口にしているのは重々わかっているのですが…」
アレクはまだまだ若く、未来ある青年。それに対し、自分は近く果ててしまうかもしれない身であり、負い目を感じていた。
他者に感染するかもしれない、と恐れられ、忌避される自分に対し、献身的に看護してくれる彼に心から感謝しており、強い信頼を感じていた。
それに、今日は体調が優れず、アレクの言う通り、心が弱っていたのも事実で。
だからこそ、このようなことを口にしてしまった。
「その、アレクが嫌ならもちろん拒絶していただいて構いません。相手を選ぶ権利は当然ありますし…。しかし、私は普通の女性が手にする幸せを、その一端すら知らないままこの世を去るということが怖くて…。その…」
アレクに恋心があるというか訳ではなく、強い好奇心からくる誘い。
世の大半の女性が享受するはずの幸せを一切知らず、婚姻はおろか、恋愛すら分からないままというのは酷く恐ろしく感じてしまった。
とはいえ、よく考え…ずとも、非常識で不埒な誘い方をしており、透き通るような白い肌はほんのり桜色に染まり、恥ずかしくなって俯いてシーツを握りしめる。
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