ガシッ!!!
徐に貴方の肩を掴む手。
「何してる・・鞄の中を見せてみろ…」
背後から野太い男の声が聞こえた。
…空席がチラホラある様な、人も少なめで落ち着いた車内。
しかし危険な状況を容易にイメージできる程のシチュエーションでもある…
《次は・・○○・・○○…》
ゴッ… ォォォー…
二駅目へ発車した。
少女は相変わらず座席の壁に軽くもたれ、時折スマホを触りながら外を眺めている。
その右側に、汗をやや流し太々しく立つ貴方。
右目が少し貴方の方へ動く。
『・・男性?… 中年男性…』 スッ…
目は直ぐに外の風景へと戻る… 顔は見ていないが恐らく認識はしただろう。足のすぐ傍にある鞄には一切気づかず、警戒心が薄い子に見える…
混んでいないにも関わらず、中年男性が少女の右側に立つ…
冷静に見れば明らかにおかしな光景だろう。
しかし、何故か乗客は2人に注目していない。俯き加減で目を瞑ったりスマホを触ったり… 外を見る者もそれに集中しているかの様…
皆それぞれが自分の世界に入っているのだろうか。
電車では、常連になるとつい周囲の光景がある種、見慣れていくものなのかもしれない…
~
…石鹸の様な、優しくて柔らかい・・そしてどこか懐かしい様な香りが貴方の周囲に流れる…
方向から、少女のものだろう。
柔軟剤?シャンプー?クローゼットの匂い?家の、匂い?
瞬間的に少女のプライベートを想起させる様なその匂い…
汗臭など微塵も感じさせないその香り… 健全なものを感じさせる…
少女の頭上から見下ろす様な目線…
綺麗に束ねられた黒髪からなる小さな頭のフォルム。
左手を眺めている少女のうなじがはっきりと見える…
体を【く】の字の様にしてもたれている。
スカート裾はある程度フリーになっており脚との間に隙間が出来ている。
角度的に鞄のレンズは少女の中を捉えれるものだった。
もし捉えていれば、レンズからは下着に包まれたお尻を右斜め下から映した光景が広がっているのだろう…
ガタッ… ゴッ… ゴトッ…
不思議な雰囲気を纏う少女へ対する卑劣な所業…
既に10分もの時間、貴方は少女に【挿入】している…
少女が降りるまで、恐らくあと15分ほどだろう。
貴方はまだ、この少女に挿入してしまうのでしょうか… 満足できずに…
車内のある一隅に、邪悪なオーラを醸す男が、彼女を支配するかの様に佇んでいた…
【お気になさらないでください。
立つ位置を背後→右側に変えさせていただきました。
こちらの導入はどうだったでしょうか?】
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