その夜は、何故だか眠りにつけませんでした…歓迎会で騒ぎすぎ疲れているはずなのにウトウトしかけるだけですぐに目が覚めてしまいます。
(ちょっと騒ぎすぎて興奮してるのかな…全然眠れない…)
目を覚ましたついでにと陽子はトイレへ向かいました。
用を済ませ部屋に戻ろうと義兄の部屋の前を通った時、部屋の中から物音がしました。
(こんな時間にまだお義兄さん…起きてるかしら…)
そう思い歩を進めかけた時、「陽子…」という義兄の声が聞こえ立ち止まります。
何かと思いドアに近づくと中からは陽子の名を何度も呼び息を荒げる様子が伝わってきました。
(えっ?ま、まさか…)
陽子は先日、洗濯をする際のことを思い出します…パンツについたヌルっとした感触を…
義兄はオナニーをしていることに気づきました…しかも陽子の名を呼びながら…
普段は陽子に対して欲情しているような態度は一切見せず紳士的な態度で接してくれている義兄…今まで気づかなかっただけで、こうして夜中に性欲を発散していたことが分かりました。
オナニーをしていることに嫌悪感を抱くどころか、申し訳ない気持ちになります…
義兄は義兄なりに我慢してくれていたのでしょう…事故で隆史さんを亡くし視力まで失った陽子を気遣い…
気づけば陽子はドアをノックし義兄に声をかけていました。
「あ、あの…お義兄さん…まだ起きてますよね?少し…いいですか?」
突然ドアをノックされ驚いた様子の義兄…この時義兄は宴会の時のビデオを見ながらペニスを扱いていたのですが、映像だけだったため陽子はそれに気づかずにいました。
「あ、あの…いま…声が聞こえてしまって…」
陽子は言いにくそうに言葉を選びながら口を開きました。
「私…お義兄さんには本当に感謝してるんです…今日だってすごく楽しくて…お義兄さんはいつもわたしに優しくしてくれて…それなのにわたし…ごめんなさい…お義兄さんに…色々我慢させていることに気づかなくって…」
陽子はパジャマのボタンに手をかけ外し下着姿になります…
「わ、私を…だ、抱いてください…あっ…でも…これはこれまでのお返し…ではなくて…その…私…お義兄さん…隆二さんのことが…」
義兄が立ち上がる気配がしたと同時に陽子は抱きしめられました…
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