「乾杯~皆さん…今日はありがとうございます…私のために歓迎会を開いてくへて…お陰様でここての生活にもだいぶ慣れてきました…今では手すりがなくても家の中は歩けるようになって…これも皆さんの励ましのおかげです…」
1度は断った歓迎会てましたが、こうして義兄をはじめとして平助さんや進さんとの宴を嬉しく思いました。
3人の企みなど思いもよらず久しぶりのビールを美味しいと感じていました。
「なんかすごくいい匂い…きっとご馳走が並んでるんでしょうね…目が見えないのが残念…じゃあ…頂きますね…」
円卓を囲んでの宴がはじまりますが、目の見えない陽子には卓の上の料理を見ることができません…卓上には、義兄の獲った魚が並んでいるのでしょう…
「これが俺の獲った魚の刺し身…これは平助の獲った魚の煮付け…」
義兄は、料理の説明をしながら取皿に料理を取り分けてくれます…
手探りで皿を取り料理を口へ運ぶと、以前住んでいた都会で食べた魚とはまるで違い、臭みなどなく新鮮であることが分かります…
「わぁっ!美味しいっ!」
料理に舌鼓をうつ陽子…歓迎会を心から喜んでいますが、他の3人の顔はニヤニヤとしていて…
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