「い、いえ別に気になって見ていたわけじゃなくて……って、神林さん、それ売り物なのに…!」
不意に声をかけられて、貴方へ振り向く哉。
サッとマネキンから遠去かろうとするも、あなたの方が一歩早く手を伸ばす。
マネキンから首輪とベルトを外して、哉を鏡の前に立たせたかと思うと、それを順番に付けていく。
「ちょ…っと!駄目ですってば…!」
首筋をきゅっと締め付ける感触と、手首を拘束される圧迫感に、哉は怪訝そうな表情を浮かべる。
薄暗い、怪しげなネオンの光の中、鏡に映る自分の姿を凝視してしまう。
官能的で、妖艶で、淫靡な姿を思わず凝視してしまう。
「そ、んなこと…ありません、虐められるのだって、好きじゃありません…」
アイマスクで視界をも覆われて、貴方の低い声が脳からお腹の奥まで響く。臍の奥がきゅんと疼くのを感じてしまって。
「っ、神林さん、!これ、もういいでしょう、外して下さいってば…!」
哉をそのままにして、貴方の気配だけ遠退くのを感じ、焦って身動ぎする。
しかし、手首の拘束もアイマスクも外れるわけがなく、哉は少しずつ不安を感じてしまう。
「や、神林さん…こんなところで、一人にしないで…」
見えない状態で必死に貴方を求めるように、声を震わせて貴方を呼んで、手を伸ばして空を掴んで。
カゴの中に、哉を虐める為の物が沢山詰められているとは露知らず。
【意地悪でしたね。笑
お好き…と言われると、なんだか恥ずかしいような気もしますが。笑
プレイはお任せしちゃいます。】
※元投稿はこちら >>