「…神林さん、ここって…、」
モール内だというのに、その一角だけ薄暗く、だけどギラついた照明の輝く店に、哉は一瞬足を止める。
そこは着る為ではなく魅せるためのセクシーランジェリーや、どぎついピンクや紫色をした大人のオモチャが所狭しと並んだアダルトショップ。
足を止めた哉の腰に回された手が、優しくも強制的に店内へと誘い、怪訝な表情を浮かべて貴方を睨む。
「っえ、私が着るんですか?嫌ですよ、私こんなの着ませんから!」
てっきり他の女性の為に選ぶのかと思いきや、スケスケのベビードールや紐状になったショーツを哉の身体に合わせ始めた貴方。
小声で、だけど強く拒絶反応を示して、自分の身体からセクシーランジェリーをぐっと離して突き返す。
どこを向いても哉にとって刺激の強いものばかりが並んでおり、視線のやりどころに困っていると、一つのマネキンと目が合う。
黒いレースを基調とした膝上丈のガウンタイプのベビードールと、これも黒を基調としたガーターランジェリー。谷間から臍下まで黒いリボンでレースアップになっており、背中も大きく開いている。胸元はレースが濃くなっているが、それでもほぼ透けて見えそうなもの。
セットのショーツも、前から見れば透け透けの黒いレースだが、後ろはほぼリボンだけの紐。
ガーターから伸びる蝶々柄の編みタイツ。
その首には真っ赤な首輪がついていて、目元にはアイマスク、手首には黒いベルトが装着されている。
「(こんな、…こんなの、ドラマとか映画でしか観たことなかったけど、近くで見ると凄いな…すごい、えっち…)」
興味本位でそのレースに手を伸ばして、触ってみたり、首輪をなぞってみたりする。
【遅くなってしまってすみません。
仕事だったのもそうですが、ランジェリーをどうしようか悩みに悩んでしまいました。笑
描写下手で伝わりづらくてすみません。】
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