「、いえ、気にしないわけには…」
いっそのこと怒鳴り散らしてでもくれたらいいのに、優しい言葉掛けに哉は余計に情け無さを感じて俯いてしまって。
今日の商談が上手くいったのも、殆ど神林さんのおかげで、哉はただ不備だらけの書類を持っていって謝罪していただけのようなものだった。
「(いつもはこんなミスしないのに。苦手な神林さんが急にペアになったから、動揺し過ぎてとか…。
普段から避けてるし、まさかこんな事になるなんて思ってないから気まずいよ…)」
もし哉に耳や尻尾がついていたらへたりと折れて下を向いているのが想像出来るくらい、哉は肩を落としていて。
雨に当たったせいもあるか、寒さで時折肩をふるふると震わせて。
「あ…ぁ、えっ??ここって…」
下ろされた場所がラブホテルだと認識するよにに哉は時間がかかり、次に気付いた時は神林さんの手が腰に添えてあり誘導する様にホテルの部屋へと歩み始めていて。
「っあの、神林さんこれは流石にまずいのでは??私、今から違うホテルかネカフェとか探すのでっ…」
【こちらも遅くなってしまいました。よろしくお願いします。こちらも不定期ですので、お返事の間隔が空く時や続けてお返事出来る時はお伝えしますね。はい、重たく濃厚に躾けて下さいませ。】
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