(ウォータースライダー乗り場)
「カップル限定?」
(入口に並ぶ行列が男女のカップルばかりで…
しかも大きな看板にはカップル限定とまで書かれ立て掛けられており…)
権蔵「これは、大きな浮き輪みたいなものに、男女が一緒に座って、スライダーを滑り下りるものらしいので、カップルじゃないと乗れないらしいんですよねぇ。ほら、エントランスでスタッフが、カップルがどうか確認しているのがわかりますかねぇ」
「へ、へぇ…そうなんだぁ…楽しそうだね…」
(権蔵の腕にしがみつきながらも…その足はその場に止まり…)
権蔵「どうしましたかねぇ、足を止めてしまって?私たちは正真正銘のカップルですよね?」
「う、うん…カップルと言えばカップルだよね…」
(傍目にはどう足掻いても親子もしくはP活、援交の類にしか見えないように不釣り合いな美女と野獣にしか見えないとは言えず…)
権蔵「よぉく、思い出してください、莉奈ちゃん。私、権蔵さんと莉奈ちゃんはラブラブなカップルで、今日はデートでここに来たのですよねぇ?カチッ…カチッ…」
(二の足を踏み…躊躇する私の脳裏に呼び起こされてきた記憶…)
スタッフ「申し訳ありませんが、このアトラクションはカップル限定なので、親子はもちろん、いわゆるパパ活みたいな2人はお断りさせていただいて・・」
権蔵「失礼なスタッフさんですねぇ、確かに年は離れていますが、私たちは正真正銘のカップルですよね、莉奈ちゃん?莉奈ちゃんからも言ってあげてくださいよぉ」
(流石の権蔵もその醜い風貌や不釣り合いとも言える私の容姿…
しかも学生である事を示す入場チケットの1日フリーパスを手首に巻いており…
言い訳も苦しそうに私に証言するよう話を振ってきて…)
「あのぉ…私達確かに恋人同士でカップルなんですよ…」
(並んでいる時に権蔵にはイチャイチャしたり…
腕にしがみつくのは逆効果だと提案しており…)
「まぁ…スタッフさんが彼を見て疑うのも無理ないですけど…
それってスゴく失礼だし…それを親子だのP活だの言うのは差別的な行為じゃないんですか?
本人達の申告なんだから問題ないですよねぇ」
(権蔵も呆気に取られるほどの私の強気の態度に…
スタッフに反論する隙を与えず…無事に通過でき…)
「ふんっ…最初っから疑ったりしなきゃいいのにね♪」
(ウォータースライダーの入口を通過後は再び何事も無かったかの様に権蔵の腕にしがみつき…
腕に胸を押し付けながら並んでいる…)
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