(終業式の日の夜)
「はぁ…成績は上がってきたけど…志望校にはまだ厳しいのかぁ…」
(終業式前に担任に呼び出され…今の成績をしっかりと受け入れて夏休み明けには本格的に進路決めなさいとクギを刺され…
先輩を諦めたくない思いは人一倍ある為、夏休みの勉強をどうしようか悩んでいると…)
プルルル…プルルル…
(突然スマホに身に覚えのない知らない番号からの着信があり…)
「もしもし…誰?…」
(いつもなら直ぐ着拒するかシカトするはずなのに出ないといけない衝動に駆られてしまい…)
権蔵「こんばんは、一瀬さん。権蔵です。夜で申し訳ありませんが、少しよろしいですか?」
「こんな時間に何の用ですか?」
(何故権蔵から?と不審に思い不機嫌そうに電話に出ると…)
「カチッ…カチッ…」
(不意に聞こえた鮮明な音…意識は遠くなり…催眠状態に陥ると…言葉もつまり…)
権蔵「明日から夏休みですが、この夏休みをどう過ごすかは受験競争を勝ち抜くためには大事なのは莉奈もよくわかっていますよねぇ。」
「うん…今日…担任の先生にも…成績は以前より上がってきたけど…まだ志望大学には厳しいと言われましたから…」
権蔵「私の特別授業の効果も出ているようですし、夏休みも引き続き、夏期講習的なものとして、指導して差し上げますからねぇ。スケジュールはまたお伝えしますが、とりあえず明日はこの後送る場所に、朝9時に来てくださぃねぇ。もちろん、この着信や場所については見たら消しておくのですよぉ、いいですね」
「夏期講習…ですか?…有り難いです…」
(権蔵の提案を怪訝に思わず…ただ成績が上がるならと了承してしまう…)
「わかりました…後で送られてくる場所に…朝9時ですね…
場所や細かいスケジュールは確認したら削除しておきます…」
(言われるがまま従い…連絡を待つ…
その指示が自分の運命を左右する事になるなど夢にも思わず…)
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