(3問目)
司会「第三問目は、借り物ではなく、借り人競争になりますので、ご注意ください。カードに書かれた複数の要件を全て満たす人を見つけていただき、その人と手を繋いだままゴールまで走ってきてください」
「えぇ!?…借り人なの!?」
男子「聞いてないって!」
女子「そんな…どうしよう…変な問題だったら…」
(テーブルにたどり着くなり司会者からの解説に各々が混乱していたが…)
司会「ただし、これまでは、カードの内容を皆さんに発表してもらっていましたが、第三問目に関しては、参加者とゴールにいるスタッフ限りの確認でかまいません。というのは、カードによっては、苦手な人とか、太っている人等お相手に見せられない内容が書いてるかもしれないからです。さぁ、最後は難関で、遅れている人も一発逆転ありますから、まだまだ諦めないでくださいねぇーーー」
「もう迷ってる暇ないし…えい!」
(どのみち何が出るか分からないし迷うくらいならと直感を信じカードを引くと…)
「①頼れる人、②身体の大きい人、③雄(又は牝)っぽい人…?」
「もしかしたら高城先輩ならこの条件に合うかもじゃん!」
(応援席で声援を送っている高城先輩を見つめカードと見比べるが…)
司会「なお、ゴールしたときに、担当のものにカードを見せてもらい、担当に対し、どういうところが各要件に該当しているのかをちゃんと説明してくださいねー」
「えぇ~そこまでするの?」
(もし和也先輩だったら上手く説明できるか頭の中で必死に考えるが…)
「先輩なら①元生徒会長だったし②背は私よりは高いし、③でも何だろ雄?っぽいところってあるのかなぁ~」
(…と若干不安視するところはあったが先輩と手を繋いで走れるなんてご褒美だと思い…なんとかなるかと先輩の元に行こうとしたが…同時に、こちらにねっとりした卑猥な視線を権蔵が送っていることに全身がゾクッと震え…)
「あっ…先輩が…」
(躊躇していたら他の競技者の女子が先輩のグループに群がり始めており…)
「よし…こうなったら…もう…行くしかない!」
(初めからこうなることを予期していたのか…
ゴールに程近い所にいた権蔵の所に走っていき…)
紅組女子「ちょっと!莉奈ぁ~何処行く気よぉー!」
紅組女子「えぇー!!莉奈!罰ゲーのカードなの!?」
(権蔵の手を取り走り出した私に悲鳴にも似た驚きの声を聞きながら…
ゴールのテープを切る…)
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