(借り物競争)
司会「さぁ…次は、我が校の体育祭の名物の1つである借り物競争です。借り物競争っていうと簡単なイメージを持たれるかもしれませんが、うちの借り物競争は、簡単なお題から難しいお題まで様々取り揃えておりますので、参加者の皆さんは難しいお題が出ても諦めずに頑張ってくださいね。なお、お題は全部で3問あり、1問クリアすると、次のお題にいき、3問目のお題をクリアしたゴールです。」
「うーん…次は借り物競争かぁ…コレばかりは運も必要だよねぇ…」
(紅組メンバーと作戦会議をしていると…
高城先輩たちが応援に駆けつけて来たが…)
和也「次の借り物競争も頑張ってね、莉奈ちゃん。俺はもちろん、OGやOBも遠慮なく頼っていいからね、俺たちいろんな物を持ってきているからさ」
「えっ…あっ…うん…ありがとう
いざとなったら借りる為に取りに行くかもだから…
その時はよろしくです」
(みんなに冷やかされながらも先輩たちに頼るような返事をしたが…
私を見る視線に違和感を感じたが…
同じ紅組メンバーたちは大学生の先輩たちを尊敬の眼差しで見ながらキャッキャと騒いでおり…)
「ほらっ…招集掛かっちゃったよ行こ」
紅組白組10人ずつに分かれて行われるこの借り物競争…
レースが始まり…
テーブルの上に裏返しで置かれたカードを取ると…
【学校にあるもので、自分の相棒と言える道具】
と書かれており…
「えぇ~学校にあるもので…自分の相棒と言える道具?」
(声に出してカードを読み上げると…
応援席からは高城先輩たちがラケットラケットと声に出していたみたいだが…
私の脳裏には権蔵との毎日勉強している様子が浮かび上がっており…
同じ女子テニス部だったメンバーたちが先輩たちに群がっていくのを見るより先に…
自分の応援席に戻ると手提げ袋を持つと…)
「あった…DVD…」
(自宅勉強用の貸出用DVDを持つと…
誰よりも早く次のテーブルに向かって走っていく…)
「えへっ♪」
(背後で先輩たちの残念そうな声を尻目に…
遠くで見守る権蔵に向かってDVDを見せながらウインクし…)
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