莉奈が友人と文化祭を堪能していると、莉奈はいろんな人から見られていることに気付いていたが、その理由はいまいちピンと来ていなかった。
その理由は、一人の友人の言葉で判明する。
「ねえねぇ、莉奈!美術委員として、美術のイベントに協力するって聞いてたけど、すごい格好でモデルやってたんだね。色んな人が書いた莉奈のデッサン画が廊下に貼り出されていて、莉奈はちょっとした有名人みたいになっているよ」
その言葉を聞いた莉奈は、元からいた友人と共に美術のイベントがやっているところに戻ると、さっきの言葉とおり、莉奈と近藤のデッサン画が貼られているだけでなく、莉奈のデッサン画の側にはテンションが上がってるであろう生徒が複数いた。
「一瀬さん、すごい服着てたんだなぁ、それ知ってたら絶対見に行ったのに~。」
「つか、一瀬さん。スタイルめちゃくちゃ良くない。デッサン画で見るだけでもめっちゃエロい(笑)」
「俺は参加してきたけど、一瀬さん、ポーズとかもしっかりとってくれてサービス旺盛だったから、ホント楽しかったよ」
などと生徒の会話が莉奈の耳にも入る。
これまでの莉奈だったら、恥ずかし過ぎてその場から逃げ出したくなってしまうのだが、今の莉奈は、みんなに私のことを見てもらって、誉められていることに、恥ずかしさと同時に嬉しさのようなものも浮かんでいた。
友人から
「まぁ、文化祭への貢献も内申点に影響するからがんばるのもわかるけど、あの権蔵がらみのイベントにここまで協力しなくても良かったんじゃない?だって、権蔵にこんな格好してるの直接視られたなんて気持ち悪かったでしょ?」と、莉奈が何も言ってないのに、あくまで受験のために頑張ったみたいに風に勝手に解釈する友人。
今の莉奈にとっては、権蔵は、以前の大嫌いな存在ではなく、好きというレベルには勿論達しているわけではないが、他の教師よりは親近感を感じていたし、勉強の世話をしてくれるのでそのお礼として協力することに違和感や抵抗感はなくなっていたのであった・・
その夜、権蔵から電話が入る。
「今日は本当にありがとうございました、一瀬さん。それに文化祭は楽しめましたかねえ?」としゃべり方の気持ち悪さはいつもどおりであった。
「さっき、先日の模試の結果が出たのですが、前回より結果が少し悪かったので、残念ですが、明日は一瀬さんは勉強ということにさせてもらいますねぇ。まぁ、その可能性も一瀬さんの頭にはあったと思いますが、文化祭への参加は今日でおしまいということで。なので、明日は、文化祭が始まる2時間前の午前8時に視聴覚室にお願いしますねぇ。視聴覚室は、明日、文化祭で使用しませんので安心してくださぃねぇ。」と用件を伝える権蔵。
権蔵が昼間の動画を見ながら、その逞しい肉棒をシコシコとしながら電話していることは莉奈は知るよしもなかったが・・
(そして、権蔵にとっても、莉奈にとっても大きな意味をもつことになる文化祭2日目がいよいよ始まる・・)
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