文化祭当日
高校内は、他の学校の学生やその親など、たくさんの人で溢れかえり、とても賑やかな様子を見せていた。
あちこちで様々なイベントが企画されており、行列が出来ているものもあれば、待ち時間なしで入れるところもあった。
美術のイベントは毎年閑古鳥が鳴いているような状況であり、今年は大盛況・・・ということはなかったのだが、「コスプレデッサン会」というネーミングが興味を惹いたのか、興味本位でやってきた人がちらほらいた。
デッサンを終わった人は軒並み興奮したような感じで
「一瀬さんのコスプレ・・というかテニスウェア姿やばくなかった。今日のために改造してたって言ってたけどさ」
「あぁ、すごかったな。いくら文化祭とは言え、あそこまで頑張ってくれるなんて一瀬さんスゲーよな」
「もし、あんなテニスウェアで部活していたら、俺毎日見に行ってたよ」
と莉奈のブースから出てきた人も、もう一人の美術委員のいるブースから出てきた人も興奮した様子で感想を言い合っていた。
デッサン会は一回30分制で、モデルの休憩のため、間に10分間休憩をとることになっていたところ、一息ついて水分補給しているところに、権蔵がねぎらいにやってくる。
「まずは、一回目おつかれさまでしたぁ、一瀬さん。まだ数人ですが、この後、もっとくるかもしれないので、あと二回よろしくお願いしますよぉ」とその顔を見たら寧ろ疲れが増してしまいそうな醜い笑顔を振り撒きながら、莉奈のコスプレ姿をジロジロ見ている。
「一瀬さんが、用意してくれた衣装、とってもよく似合っていますよぉ。スタイルの良い一瀬さんにぴったりですからぁ」と下品に鼻を伸ばしながら見ている権蔵の視界には、股下が10センチくらいに短くしたスカートと、肩やおへそが丸見えになっているシャツを羽織った莉奈がいた。
そのシャツは莉奈の身体にピタッと張り付いていたため、下着までは見えなかったものの、莉奈の胸の膨らみや腰のくびれははっきりわかる感じになっていた。
「一瀬さんが、このイベントの成功のため、そして美術教師である私のために、精一杯協力してくれて感謝していますよぉ。次はラケットを持ったままポーズを決めてくださいねぇ」と、莉奈はこのイベントに違和感なく協力しているが、それは自主的なものではなく、催眠によるものだってことは莉奈は知るよしもなかったし、そうでもなければこんな衣装を着るわけはなかった
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